2021-08-13

コロナ禍の今、やったもん勝ちの風潮になってきている気がする

あくまでも個人的感想を書いたものであり、客観的観点から論理的に論じられた文章ではありません

五輪甲子園の開催に反対する声はあったけど、結局開催→終わったら「何だかんだ言ってたけど、まあ良かったよね」みたいな感じになってる気がする。世論調査でも、開催前は五輪反対派が過半数であったが、終わった今では五輪開催を評価する声の方が大きい。感染者数の増加と五輪の関連性を指摘する意見はあるが、政府をはじめ科学的な根拠がないとしてその意見を退ける人も多く、イベントを通じて多少感染者が出ても大きな問題にはなっていない。

しかしこのような情勢において、五輪などのイベントが開催されて得をした人たちがいる一方、その恩恵を得られず外出自粛などで我慢を強いられる人もいる。「感染対策に気を配りさえすれば、俺たち/私たちだって好きにしていいじゃん」という気分になる人も沢山いるのではないだろうか。

特に実家から離れて下宿で暮らす大学生とかは当にそういう立場にあると思う。自らの感染リスクよりも貴重な大学生活が潰れることを強く問題視し、ワンチャンに掛けてサークル活動や外出、飲み会をしようとする学生は居そうなものだ。外出する人に対し、「大切な家族の命を脅かすのか?」と批判する人もいるが、一人暮らしなら家庭内感染は起こりえない。

五輪甲子園の開催が、「気をつけてさえいれば外出はセーフである」というお墨付きを与えてしまっている気がする。五輪による感染拡大を否定するほど、「でかいイベント開いても大丈夫なら、外出くらい大したことないだろう」という印象を国民に与えているかである

そして、現在の情勢は自分自粛しても感染拡大は止まらないだろうという諦めにつながり、それなら自分も好き勝手やってしまえ、というやったもん勝ちの風潮が生まれるに至っていると思う。

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