2021-07-28

いい年して「論語」とかにハマる連中の正体

いい大人漢籍などの古典や名作文学とかを読み出して、「深い」とか「教養が身に付く」とか「年をとって初めて意味理解できた」とか言ってるの、見たことありますよね。

はっきり言って、こういう人たちの知的レベルは高くありません。そういうことは、高校生か、遅くとも大学2年生くらいまでに済ませておくことであって、社会人がやることではありません。

彼らの知的レベルは、中学高校生くらいのレベルです。彼らが本を読んで理解するのはせいぜい、

  • 内容は分からないが、こういう有名な言葉事実がある
  • 厳密に検証はしないが、自分経験に当てはめると恐らくこう言うことが書いてある

といったことです。つまり文章の表面だけをなぞったり、どうとでも取れるような記述から妄想を膨らませるだけで、本当の意味書物を読解できていません。「孫子ビジネスに役に立つ」とか「夏目漱石こころ人生教科書」とか言ってるのが、その典型です。

彼らがやってることは、ラノベ漫画を読んで伏線とか異能力を「考察」してるのと大差ありません。そういうことは、正確な読解ができていなくても、勝手解釈言葉遊びでいくらでも話を膨らめることができます古典かにハマる連中は、「格式の高い」書物を読んでいる気になっている分、そういうオタクよりもタチが悪いです。

本来成熟した社会人が獲得していなければいけない思考形式は、上記の逆です。つまり

といったことができるようにならなければいけません。こういったことは、高度な知識労働には必ず求められる能力です。

いい年こいて古典などにハマって、「深い」とか言っている連中というのは、大人になってもこういう思考過程に達することのできなかった人たちです。

  • 古典って「もっと早く知っておきたかったなー」ってことが書いてあるから、大人になってから読んでも微妙だよね

  • 君のこと?

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