人生楽しいこともあるし、今の生活には比較的満足しているが、それでも今からさかのぼって生まれるか生まれないかを選択できるなら、生まれない方を選択したい
自分の子供についても生み出すことがどうにも良いことと思えないので作る予定はない(と考えているうちにそろそろタイムリミットなので、予定は完遂できるだろう)
他人に関してはそこまで干渉する権利が無いと思うから何も言わない
という前提で、ここ数日ちらほら見かけた反出生主義の話題で気になっていた部分がいくつかある
① 安楽死と絡めるのは違うと思う
生きる苦しさには、死への恐怖や他者との死別、どこかで誰かが死んでいるのに自分が生きていることの後ろめたさなども含まれる
少なくとも私はそうだ
死とは生の一部であって、生を始めないというのは死を避ける唯一絶対の手段でもあるのだ
従って生まれた後で人生を忌避して死ぬことと最初から生まれないことは全く比較にならず、同じ流れで取り扱うのはおかしいと思う
安楽死に関する話題は反出生とは別に行うべきだ(必ずしも安楽死に反対というわけではない)
反出生主義者なら、そもそも避妊して胎児が発生しないようにするのが筋だろうと思う
③ 生まれてから幸せになる人と不幸になる人がいること自体が、悲劇だと思う
生まれてみなきゃ幸せになるか分からない、という意見に対する感想がこれ
その通り、ある人は人生に満足するだろうし、ある人は人生辛いことばかりだと思うだろう
ある人は欲しいものを得て人生を終え、ある人は得られないまま終わるだろう
幼いうちに亡くなって、欲しいものが何だったのかを見つけ出すこともできないまま終わる人もいるだろう
その差をどうにかすることが人類には未だできていないし、将来もできるとは思えない
そして私はその差の存在が社会全体としてとても悲しいことに思われる(個人の感想)
だからあくまで個人の御伽噺的、実現不能な夢として、誰も生まれてこなければそんなことはなくなるのに、と思うのである
これはその通りですとしか言いようがない
とりあえず、個人的な埒もない夢物語のほんの小さな表現として、子を作らない選択ができる環境に生まれたことは幸運だったなと思っている
うるせー!