少し前まで仕事で欧米住みしてて、コロナの影響で帰国した者です。
当時リアルタイムで状況を見ていたので、個人的観測をシェアさせてもらう。
日本と欧米の感染者数の違いについてのニュースが流れると、どうしてこんなに差が出てるのか、というコメントが必ずつく。
自分が在住していた某欧州国でも、反コロナのデモがまあまあな頻度で起きていた。
マスクをあえてつけないことが "着けない自由=身体の自由" という1つのポリシーとして確立しており、学校の先生やスーパーの店員まで、幅広く支持されている。
どうしてこういうことが起きるのか。
マスクを着ける習慣もなく、そもそも薬局にすら売ってなかった欧米で、コロナ第1波の時に人々は何を「推奨」されたか知ってる?
それは「顔を触らない」だ。
口はもちろん鼻や頰、あご、とにかく顔周りを触らないようにしましょう、と、ニュースや個人メディアは伝え、子供の学校からのお知らせなんかにも書いてあった。
SNSでも個人メディアやYouTuberがしたり顔で伝える動画が流れてきた。
もちろん手洗いなんかも推奨されたけど、全く新しい習慣としてまずこの「顔を触らない」というのが表立って提示された。
これが難しい。
人間自信をなくすと顎から上に手がいくように、顔を触るという行為は無意識でやっていることが多く、自分でコントロールするのはなかなか難しい。
頬杖もだめ、顎に手を当てて考える仕草もだめ、鼻を触るのもだめ。
これが公的に「推奨」されていることについて、強烈な違和感を覚えた人は少なくなかったはずだ。しかし初めて経験するパンデミックの中で、これに対しては何も反発が起きなかった。起こす必要もなかった。その時はあと1、2ヶ月もすれば、元の生活に戻ると思っていたから。
その後の経過についてはご存知の通りだ。
何が言いたかったかというと、欧米におけるコロナ対策の初動が日本やアジアとは全く異なったアプローチをしており、それが尾を引きずって、反マスクの奴らが言う「呼吸する自由」みたいなのに繋がっている、ということ。
行間をあけてるのもソーシャルディスタンシングを意識してるから?
マスクをつけることによって、飛沫の拡散の他に、どうしても顔を触ってしまうとき直接触れないようにできる、二つの効果があるんだな…
割と早くからパンティ被る動画あったじゃん