ツイッターで「左翼 クレーマー」「立民 クレーマー」「立憲 クレーマー」「共産 クレーマー」で検索してみよう。毎日数十~数百件のツイートがひっかかるはずだ。そのツイートは同じ人が連投しているわけではなく、ほぼ1人1ツイートだ。
1人あたりの平均フォロワー数を200人とすると、毎日数千~20万人くらいが上記の「クレーマー」に言及したツイートを目にすることになる。1年半で日本の人口を制覇できる計算だ。
それだけ、左派はクレーマーであるという認識が日本人の中に広まってしまっている。
最近の日本人、特に若い層はクレーマーを好まない。与党の側に居る人に対して批判するのはクレーマーなのだ。逆はクレーマーにはならない。
だから安倍が倒れようが1日2時間しか働いてなかろうが批判されるのは安倍批判をした人達だし、自民党の議員が収賄をやらかして逮捕されても批判は左派に向く。彼らは与党だからだ。クレーマーから与党の人達を守らないといけないという義務に近い意識が彼らの中にある。
一方で枝野や蓮舫が失言やらかすと枝野と蓮舫が批判される。彼らは野党だからだ。野党にクレーム返しすることで、クレーマーに対する正義の鉄槌を下している気分に彼らはなるのだ。
こうなるともう左派の支持率回復の手段は限られている。今の幹部層を全て追い出して新たな体制を作る事だ。もう小沢や枝野や蓮舫や小西とかがいくら頑張っても、いったん貼られた「クレーマー」というレッテルを剥がすことは出来ない。死ぬまでできない。断言する。彼らが政治の世界に残っている限り、左派政党が支持率を今より大きく回復することはあり得ない。
ただし、このやり方は諸刃の剣で、支持率を一気に失って政党消滅のリスクを孕んでいる。枝野らを残せば支持率回復はないが急減のリスクはなく、少なくともあと5年は主要野党の地位は保てるだろう。