おい、フェミニストがよく言う「被害者がまず声をあげろ」、この考え方がわからないぞ。
そういう人、いますか?
なんらかの被害を受けてしまった場合、まず被害者が責任者側にクレームの声を届けなければ、責任者は加害してしまったことに気づけません。
そして責任者は被害者のクレームに真剣に耳を傾ける義務が生じます。
そのあとどう対応するかは、責任者が判断します。自分の行動を改めるもよし、被害者を見捨てるもよし…
被害者の義務は最大でクレームをあげる事までです。たまに責任者がどうすればいいのかアイデアを提案することはありますが、それはオプショナルな対応で、度が過ぎれば「差し出がましい」態度となってしまいます。
「でもお客様、ウチではマーボー豆腐も販売しております。マーボー豆腐も同じくらい辛いんですが、そちらには何もおっしゃらないのですか」
ダブルスタンダードにならないように対応を考えるのは、責任者である店長の… わたしたち『社会』の側の仕事なのです。
追記・
こんな意見を持つ方も多いでしょう。
彼女たちはレストランに通い続けたいのです。レストランの料理が好きだから、だから改善のためのクレームの声を上げているのです。
思い出してください。少年漫画のときも、ショッピングモールのときも、最初に声を上げたのはそこを使っている素人の女性でした。「これってなんかおかしくないかな🤔」といった感じの拙い表現での疑問を、エキスパートのインフルエンサーが理屈を追加してクレームとして洗練させ賛同者を募ったのです。プロ・フェミニストからすると女性の傷は自分の傷、見捨てる理由がなかったんです。
しかしそのようにして、一見解りにくい構図が出来上がりました。「どんな表現を規制すべきか指図するフェミニストがダブルスタンダードを持っている? しかもワザワザ自分から被害者になりに行ってるだと??」このように捉えてしまうのも無理はありません。私も理解に至るのに五年かかりました。