最初は好きな創作してる方をリストに入れているだけだった。その内、身内ネタであろう空リプが気になって空リプの内容を把握するために特に創作物が好きという訳ではない方もどんどんリストに追加した。
空リプはかなり多かった。空リプ先を知ってからは内容が理解できて面白かった。そう、面白かった。中には創作をしてない方もいたが空リプ先によく出てくるのでリストに追加していた。
みんな仲が良さそうで楽しそうに好きなジャンルの話をしてたりしてるのを見て勝手に楽しんでいた。そのリストは最早フォローしているTLとは違う私のいない楽しいTLになっていた。
仲良さそうに出かけたり、通話したりゲームしたりしてるのを微笑みながら見てた。マイナージャンルにいる、自分がそのような相手がいない。ということもあり、本当にただ楽しく見ていた。
そんな楽しみを壊したのは、鍵RTがきっかけだった。ある日、自分の軽いくだけた自己紹介のような固定ツイートを鍵RTされたことに気づいた。普段は鍵をかけていたが、キャンペーンのために外していた。私はメンタルがとても弱く過敏だったので、なんでRTされたんだろう、なにか不快にさせてしまったのだろうか、晒されているのだろうかと不安がぐるぐるよぎった。不安になって急いで鍵をかけた。
パニックになった私は何故だか急に今まで非公開リストで楽しんでいた擬似TLの方々を一気にフォローしてしまった。
多分それはリストに入れている創作をしてない方の「キャンペーンが終わったら鍵をかける」というツイートも引き金になっていたのだと思う。その方は創作はしてないものの趣味が似ていてツイートも面白く、なんというか、最早ファンだったのだ。
パニックになった私は勿論その方も一緒にフォローした。が、TLを更新してもツイートが出てこない。おかしいなと思いもう一つのアカウントで見てみると(同じようなリストを作っていた)、普通にツイートされていた。……私はブロックされていることに気づいた。そこで目が覚めた。違う方向にパニックになった。
ブロックされたということは少なくともアイコンや名前は認知されてしまったということだ。恥ずかしさや申し訳なさ、後悔が募った。どうしていいかわからなくなった。
外から見ているだけで楽しんでいたのに外から見ていたから楽しかったのに、パニックになって踏み込んで壊してしまったのだ。
その後しばらくしてその方は「FF外の人はブロックします」というような旨のツイートをされた。自分のことだとすぐにわかった。馬鹿なことをしたと思った。
自分は鍵RTであんなにパニックになるんだから、鍵垢から無言でフォローがきたら気持ち悪くてブロックするなんて少し考えればわかることだった。ツイートが見れなくなるのがいやで焦ってしまった。
自分が悪いくせにブロックされて恥ずかしくて、傷ついて悔しくて擬似TLを楽しめなくなった。勢いで行動するのは良くないと思い知った。
本当はどこかで仲良くなりたい、混ざりたいという気持ちがあったのかもしれない。わからない。ただ楽しい擬似TLを壊したのはもう取り返しがつかなかった。
こんな気持ち悪いことをしてるなんて誰にも言えないけど誰かに吐き出したかった。こんな夜中に登録してどこかに吐き出したかった。それだけ。