2020-02-20

顧客にとっての有能は後任にとっての無能

清掃業の話。

ある施設の清掃を任されることになり、上司との研修を終えてから1人で施設全体の清掃を任された。

マニュアル通り、教わった通りに作業をこなすこと数週間。

ある日、突如現場上司が訪れた。

曰く施設職員からクレームがあったらしい。

クレームの内容は大まかに言えば「掃除が行き届いていない」という掃除クオリティに関するものだった。

俺はマニュアル通りに作業をこなしていたのでクレームに納得できず憮然としながらも作業に戻ると、なにやら遠くで事務中年女性上司文句をつけていた。

あいつが俺にクレームをつけた野郎か……」と腹を立てた俺は2人の会話に聞き耳を立てた。

すると「前の方はトイレ便器までピカピカにしてたし、階段も隅に埃1つ残さなかった……」とか「あんな人をよこされていい迷惑です」みたいな台詞確認できた。

上述した通り俺はマニュアル通りの作業をしていた。

マニュアルでは便器を磨きあげる作業など存在せず、せいぜいブラシでざっと尿石を擦り取る程度である

階段の隅に埃が残っていたというのも、少なくとも目視で見える量の埃は残していない自負はあるので、この事務員の規準マニュアルより厳しいところにあるのだと思う。

俺は思った。

俺の前任の人物(急に辞めてしまったらしく面識はない)がマニュアルの枠内を超えたサービス提供していた為に、後任の俺がマニュアル通りの作業をしているにも関わらず無能扱いされているのだと。

すべては過剰サービスマンの前任者と過剰サービス漬けにされた職員のせいだと。

不当に貶められたことが分かると俺は怒りが抑えられなくなった。

それにこの事務中年女性が小柄な俺の上司には威勢よくクレームをつけるのに対し、俺が付近を通ると途端にそっぽを向いたり黙り込んだりする姑息な態度もまた「卑怯野郎だ」という俺の怒りを誘発した。

余りに腹が立ったのであえて彼女の傍を通る時に肩を怒らせて歩いたり聞こえる様に舌打ちすることで威圧してその場は溜飲を下げたが、正直ルール無用世紀末国家だったらぶん殴ってたと思う。それくらい腹立たしかった。

結局それから暫くしてその仕事退職したが、今思い出しても腹立たしく思う。

最近コロナウィルスの件で岩田という感染症権威が正しいことを主張しているのに不当に貶められていたのを見て改めて思ったことだけど、正しい者が貶められる様な社会絶対に間違っている。

それだけは確実に言える。

  • この創作増田をどうして人気エントリに乗せられなかったのか分からない ふんだんに仕込んだ起爆要素がなぜ一つも起爆せず不発に終わったのか俺には分からない 何がいけなかったん...

    • 電通マンに広告してもらわなかったから

    • ツッコミどころを作らなかったから 例えば「コロナ対策で安倍政権はどう見ても頑張って居るのに成果がなければ評価されないのはおかしい」みたいに表現するとメッチャ食い付いて貰...

      • 確かに不快な人物像ではあるけど論理的なつっこみどころが少なかったとこはあるのかもしれない。

    • 起爆要素は絞ったほうがいい そしてできるだけわかりやすく、早い段階で示したほうがいい 正直タイトルに起爆要素は無いし、その次の起爆要素まで間延びしている テンポが悪い

    • 土曜日だから

    • 文章下手なので 何言ってるのか意味がわからないから

  • というか清掃業者が語り手なのに 一文目に清掃業の話。とか突き放して書いてる時点で不自然すぎだろ。

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