2020-02-17

疑似恋愛商法

「それでもオタクは金を……、使うんだ」

「金を使う」がオタク最後の拠り所ということでいいのだろうか?

 

「金を使う」というなら疑似科学に騙される人々(スピリチュアル系)も金は使う。

からといって疑似科学に騙される人々が勢力を拡大する様子はない。

騙された人々はそのことで信用を失っているのだから支持を得るわけがない。

同様に疑似恋愛に騙される人々(オタク)が勢力を拡大することもないだろう。

 

そういえばオタク疑似科学を目の敵にしている。

改めて考えれば、これはおかしなことだ。

疑似科学と疑似恋愛は似通った存在なのである

疑似科学科学のフリをするし、疑似恋愛恋愛のフリをする。

そうした振る舞いがオリジナル価値を下げる行為から忌避されるのである

疑似恋愛に騙されるオタクには疑似科学批判する資格などない。

 

なぜオタク疑似科学を目の敵にするのか?

同族嫌悪だろうか?あるいは商売敵だとでも思っているのだろうか?

一般人が疑似恋愛に対して抱いている印象は疑似科学に対するそれとさして変わるまい。

(知識を持つ)騙す側の人間はノラリクラリと明確な言及を避け、(知識を持たない)騙されている側の人間激情とともに、(知識を持つ)専門家の指摘に噛み付くのも同様のパターンだ。

あるいは疑似科学という他山の石を目にすることで自分が同レベル存在意識させられるのが怖いのかもしれない。

 

現代オタクコンテンツは疑似恋愛に頼った疑似恋愛商法といって良いだろう。

ならば果たして公共性の高い組織が使うべき商法か?という疑問が生じる。

公共性の高い組織の担当癒着した疑似科学業者広報に起用する。疑似科学に騙された人々が殺到する。公的お墨付きを得た疑似科学勢力を拡大する。それでも組織に金が入ったのだからいいじゃないか」となるだろうか?

公共性の高い組織が疑似科学を使った場合と同じように疑似恋愛が起用されれば批判されてしかるべきだろう。

(逆に世間個人自己責任において疑似科学に騙されることまでどうこうしようとは思っていない。そのような意味でも疑似科学と疑似恋愛は似通った存在と言えよう)

 

オタクは長文が読めない。

ならば「疑似恋愛商法」という概念を浸透させるしかないのかもしれない。

疑似科学商法派生である疑似恋愛商法批判されてしかるべき。

オタクが真に向き合わなければならないのは疑似恋愛疑似科学同族であるという事実だ。

  • オタクは長文が読めない 違う違う、当人だけが騙せてると思いこんでいるカッコ「()」の半角グセを見抜かれて、誰もお前の記事を読まないだけ。

  • それは朝に論破済みなのだが?(やれやれ、時間差論破を披露してしまったようだな)   https://anond.hatelabo.jp/20200217071833

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