アメリカや中国の自分の観測範囲内で、日本と違うと思っているのは国内技術についての報道量と多様性がある。
Googleは新しく開発した技術を自社広告とするためにネットユーザーが飽きないように定期的に出しているし、
Amazonもタイムセールなどでネットメディアに飽きられないようにしている。
Appleは熱狂な支持する人が常時何かしらかを昔から発信していたし、今だとスマフォに関係するので話題が多い。
Googleだと量子コンピュータの超越性の発表に動画を作るくらい力を入れているわけで。
中国国内に目を向けると、日本と同じくGAFAの話もあるが、中国国内の話も多い。
変化しているので常にウォッチする価値、儲かりそうな話が転がっている可能性がある。
シリコンバレーにしても、常に変化しているように見せていることと、儲かりそうだというのを見せていることで
メディアの枠を大きく取っている。
最近の韓国に関する話題も誰かが発信しているからメディア枠を確保できている。
日本に関してテレビや新聞などのメディアも、ネットメディアも国内に関して目がいかない。
プログラミングに関しては日本国内も発信は多いわけだが、国内成果についてはあまり話題にならない。
大学院の影響力が小さいというのも報道されないことに一因はあると思う。
報道する側からすると、机に座って勝手に流れてくる記事を翻訳する方が楽なのは確かだろうが・・・。
ネットで誰でも発信できるようになったというが、餅は餅屋というか、研究している人により時間を割けというのも酷な話だし、
もう一つ、どうしてこんな話をしてるのかというと、省庁の資料にも海外企業の話題ばかりになっているのを気にしている。
メディアが海外の話題ばかりしていると、省庁の資料が世の中の話題と乖離しているだの流行から取り遅れているという指摘が入るわけだが、国内事情と乖離していく。
当たり前だが省庁の中の人もメディアで見聞きしたこと+αで仕事をしているのであり、
サンフランシスコやベイエリアには詳しいが、国内事情はさっぱりだと困る。