2019-06-06

つらい

さな受託制作会社

とあるサービスブランディング戦略からウチの会社が入って、かれこれ3ヵ月位かけて最終的なアウトプットとしてウェブサイト電車広告が出来上がった

クライアントに最終的な作品を提出した後、クライアントの窓口担当者が「社内アンケートを取ります!」と言っていて、この時点で嫌な予感はしていた。結果「写真雰囲気もっと明るい方がいい」「色は暖色系の方がいい」「文字が多くて読まないと思います」「もっと柔らかい印象が・・・」など、様々な声が上がってきて、担当者からは「社内で意見割れているので一旦ストップしてもらっていいですか」と連絡がきた。

その写真トーンも配色も文字も全体のイメージも最終的なアウトプットであり、上流の段階で戦略規定され、業界内でどういうポジションを獲得するかという話があったことは共有されなかったのではないかとおもう。(それか、共有されたとしてもそれを踏まえたアンケートの取り方になってなかったか・・)

これまでも、入稿直前に大幅な修正を強いられるということはあった。クライアントの社内確認フロー漏れていたり、考慮していなかった意思決定者が登場したりして、いわゆるちゃぶ台返しというやつだ。

ただ、こういった「社内でアンケートを取った結果・・」というやつが一番萎える。

広告ブランディングにおいて「社内のみんなで決めた」というような承認フローというか、コンセンサス必要性はないんじゃないかと思う。でもそういうことをしたがる企業がたまにある。大手相手だとそんなことはなく、ベンチャーからちょっと規模が大きくなった若い会社にありがち。結果的にこれまで組み立ててきた戦略方向性有耶無耶になり、納品することだけが目的になりとてもつらい。

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