いや、それただの作り話じゃんっていう。衝撃的に見えるように構成され演出されて作られてるだけじゃんっていう。
そういう作品は人間の複雑さ曖昧さ、社会の計算できなさ捉えどころのなさ、存在の不可思議さ等に情熱を持って挑もうとする気概がないから、バカでも理解できる都合のいい単純な箱庭を作って「世界の謎」で勝負するしかないわけだ。そういう作品において現実は極限まで縮減されてほとんどボードゲームのようなものになっている。一定の行為は一定の結果に直ちに結びつく。あらかじめ決められた因果関係は絶対で崩れることがない。
世界を描く能力がないからひとつかふたつのわかりやすい衝撃的なアイディアで取り繕っているのがオタク向けの作品といっていいだろう。たしかに出始めのころはそれでもよかったが、もはやそのアイディア自体がすでに陳腐なものになっているという問題がある。オタク向け作品はこれからどこに向かうのか。
箱庭世界に解くべき謎などない。箱庭世界は幼稚なロジックで作り上げられているため、幼稚なロジックで直ちに解決可能だからだ。それは謎ではなくただの推論クイズだ。そこに芸術表現として見るべきものはない。
クイズが好きな人は世の中に多い。これはオタクに限ったことではないかもしれない。テレビではクイズ番組が日々盛り上がり、小説といえば三文ミステリーというのが世間の認識だろう。たしかに快楽をお手軽に得られるジャンルとしてはよくできている。しかし我々はそんなものに飼いならされてしまっていいのだろうか。
いい加減オタクから離れなよ
オタク向けに限らず「フィクション」とはそういうものだが。 何言ってもオタクへイターには伝わらないだろうけど。
だよな シンゴジラとか空母いぶきを見ててすごく思った あんなきれいごとでだれも動かねえっつの
「カメラを止めるな!」を絶賛する人に同意を求められたら愛想笑いするしかないのはそういうことだ
ちょっと何言ってんのかよくわかんないから、具体的な作品の例を挙げてほしいし、「オタク向け」じゃない良質な作品も教えてみてほしい。
アベンジャイはかなり面白かったんだけど、 アベンジャエは一度見たら十分、って感じ。