ブコメでは「母親は追い詰められていただけで悪くない」一色なのも含めて胸糞悪い。
母親は気の毒だとは思うけど、やっぱりしてはいけないことをしてしまったんだからそれなりの処罰は必要だと思う。それに記事を見る限りサポートが得られなかったとか周囲から意地悪されたとかそういうのじゃなくて、自分で自分を追い詰めていたところもあると思う。「母親なんてみんなそうだから~」とは言っても、やってはいけないことはやってはいけない。
追い詰められていたら介護現場で虐待してもいいのかって話になるし、医者が患者の応対をしないで死なせてもいいのかってなるし、コンビニバイトが店長を刺していいのかってなる。追い詰められていたから可哀想、は同情であって何の救いにもならないと思う。
サポート体制の不備を指摘する旨もあるけど、サポートっていうのは困っている人が「私困っています」って手を挙げないと動けないんだよ。でもみんな「私困ってます」って言わないから空気読んで「困ったらいつでも言ってね」くらいしか広報出来ない。まさか赤ちゃんのいる家庭全部に「あなた虐待する可能性あるわよ、サポート受けなさい」とは言えないし。
でも最近だと自治体で配る赤ちゃんガイドみたいなのにも「困ったらまず深呼吸して」「少し泣いてても大丈夫だからトイレに逃げ込んで」「イライラが止まらなかったり涙が出てきたらここに電話して」ってかなり大きく紹介されているし、露骨にストップ虐待のチラシが入っていたりする。何だか「お前虐待しそうだな」と言われてるみたいで不愉快だけど、必要な人に届けるために仕方ないのだろうと思う。
この事件の本質は多胎育児じゃなくて、本当にサポートが必要な時にどうしてもサポートが欲しいと主張する覚悟なんじゃないだろうかと思う。親は頼れないし、マンションから出られないからサポートは諦める、夫にも弱味は見せないなんて外から見ればいい格好なのかもしれないけど、困ったときに困ったと言えないのは忘れものして泣いている幼稚園児と一緒。どこかに繋がろうと思えば繋がる場所はあったんじゃないかと思う。
後になってるからこんなことを言えるのであって渦中の人には届かないだろうけど、マジで「少し楽するくらいがちょうどいい」って思っていろんなところに掛け合って欲しい。誰かに適切に頼れるのが本当に大人だと思うから。
双子の親だが、概ね同意。 一方で、情状の余地あり、という点についても同意。 子供を育てるには、子供の数+1の手が必要。