第1位
雨と強風の中、正座で背筋を伸ばし上体を伏せ、両手を合わせたまま微動だにしない。物乞いの鑑。場所選びの他に工夫はないが、その直球勝負を評価したい。
熱意★★★★★
創意工夫★★★
品格★★★★★
第2位
券売機の隣に陣取っていた。少し英語も話せる。必ず人が通り高確率で小銭があり、雨風もしのげるところに布陣する。知恵がある。1位と並んで、大陸欧州の盟主ドイツの名に恥じない物乞い。
熱意★★★
創意工夫★★★★★
品格★★★★
第3位
革ジャンにジーパンで跪き、ダンボールに何か書いて、カップを置いていた。それ自体なんの変哲も無い。しかし、その日は気温0度、彼が跪いていたのは凍結した路面の上。
命さえ危険にさらし物を乞うストイックさに脱帽。その夜は氷点下を下回ったはず。彼の運命やいかに。
熱意★★★★★
創意工夫★★
品格★★★
第4位
ロンドン市内シャーロックホームズ像近くの物乞い(男性 若者)
ダンボールにGod bless youと書き、I’m so hungryと声をかけてくる。対応はこなれているが、特に個性はない。欧州の標準的物乞いといえよう。
熱意★★★
創意工夫★★★
品格★★★
第5位
スカーフをかぶったおばさんとお姉さんの中間くらいの。スターバックスのカップを置いて頭を下げたまま動かない。工夫せよとは言わないので、せめて熱意を見せて欲しい。
熱意★★
創意工夫★★
品格★★
第6位
しかし5位はまだマシな方。紙コップを置いて頭も下げず座ってるのが物乞いパリジャン。せめて頭を下げろ。
熱意★
創意工夫★
品格★
第7位
潰れたマクドナルドのコップを置くな。せめて5位を見習ってスターバックスにしろ。100歩譲って潰れてないのを探してこい。
足を投げ出して寝るな。頭を下げろとは言わないからせめて座れ。それが物を乞う態度か。たわけ。
熱意(ゼロ)
創意工夫(ゼロ)
品格★
「うあわああぁぁぁぁゎゎぁぁっっっ‼︎‼︎‼︎‼︎+%×<^:っっっ‼︎‼︎」と奇声をあげて蚊取り線香で痙攣した死にかけの蚊がのたうちまわるように近寄ってきた。本人は頑張ってるつもりなのかもしれないが、その割には足を引きずってて遅い。追いつけてないぞ、口よりも足を動かせ。英語を話せとは言わないからせめて人の言葉を話せ。それが物を乞う態度か。せめて物を乞うているということを伝達しろ。ヨーロッパ最低、西洋文明最下位、物乞い界の恥さらし。クソゴミ。
熱意(ゼロ)
創意工夫(ゼロ)