増田に存在するエンジニアに見せたら鼻で笑われるようなチープなものだったが、ShutDownすることを決めて色々思うことがあったので増田に書き殴って供養する。
■内容
ベースはExcelのマクロ。CRMの専門家に見せたら切れられそうなOne to Oneのメールを送る仕組み。
■作成の背景
7年前。リーマン後に業績が悪化し、顧客との関係性強化する方針が出た。
幸い、案件の対応は上手に出来る人が多く顧客の評判は悪くないモノの営業的フォローや関係維持が出来ていなかった。
■こだわり
MA?なにそれ?という会社で、新たなシステムを入れるのは時間的にも金銭的にもNG。
背景にあるように関係性が良好なので、一括メールを送るような形ではなく各担当が個別カスタマイズしたいという要望があった。
なので使い慣れているExcelで表形式にメール文章を作って、人によって一言二言追記してメールを出せるようにした。
キレイに言えばCRMの仕組みだが、ただの迷惑メール送信機だったかもしれない。
それでも、個別に営業メールや定期的な情報交換メールを出す風土を作りたく、ユーザーが使いやすい・編集しやすいを最優先し作った。
■結果
マネジメント層にはうけた。評価もされた。一部のヘビーユーザーも出来た。受注や集客にも繋がった。
簡単にメールを送れる仕組みがあれば、使ってくれると思ったが甘かった。
メールを送る気恥ずかしさやコンテンツなどの提供、送る必要性などの訴求は甘かったと反省。
7年経って、Salesforceを導入してMAなどを徹底的にやるという気風がおき顧客名簿などもExcelでアウトプットできなくなってShutDownに至った。
基本は上位互換でSalesforceの方が多機能。仕組みとして顧客DBなども内包されるので良い方向に進んでいると思う。
一方で、誰でも簡単にExcelでメールを送れるというコンセプトは間違っていなかったと思うし、Salesforceですべてが代替出来るとは思っていない。
なので、ShutDownが決まってから寂しく悲しい気分になっている。
メール文化を社内に根付かせ 結果を残し 無事に後継システムへ継承することができた 素晴らしい案件