まさにこれ。
小中とそういう環境で育って来たんだけど、うちは貧乏だったけど親が教育熱心だったから大学に向けて勉強はしていた。
でもサッカーして貰ったりキャッチボールして貰ったりとかは全然なくて、運動部に入ったりとかしても落ちこぼれだった。
まあそれは根性足りなかったのかもしれんが。
高校は公立だけどそれなりのところに行って、ようやく勉強も評価されるようになったけど、やっぱり部活とかで成果出してるやつの方が評価高くて
勉強もいいけど、あくまでサブでやってそこそこ結果出すのが格好いいみたいな。
実際部活も頑張ってて勉強もそこそこやってるやつの方が多かったし。
俺は結局勉強でも中途半端で浪人しちゃったけど、一浪で東大に入れたから、やっぱり人生変わったんだとは思っていて、親にも感謝している。
でも、やっぱりそれまで育った価値観から逃れられてなくて、向いてないのに華やか(?)なサークルに入って、そこでまたちょっと落ちこぼれてたりした。
勉強が一番重要で、それをやってればいい、って信じようとはしているけど信じられない、みたいな。
運動やコミュ力では落ちこぼれなのに、そこで評価してもらいたい自分から逃れられない。
だから、勉強とかキャリアアップに全力に出してるやつにかなわないし、どこかそれは格好悪いとか思っちゃう。
理性ではそれが正しいはずとわかっているのに。
そんなだから、就活も力を入れきれずに失敗して不本意な結果に終わっちゃう。
皮肉な事に、そういう不本意な状態から目を背けて現実逃避してる時が、一番勉強とかが捗る。
結局頑張って転職して現状はけっこう満足いくものになった気がするけど、周りの人の向上心についていける自信がやっぱりない。
頑張らなきゃいけないところ、ちゃんと努力が実を結んだところ、それが分かってても別の場所で受け入れてもらいたかった自分から逃げられない。
ひたすら格好悪い。
山月記の虎よりもなお悪い。