妹(架空)がそう薦めてきたのは昨日の夜
眠い目を擦りながらも、まあいいやどうせ明日も俺は日曜日だし、と漫画版を最新話まで読破した
つまらなくはなかった
自分が最後まで読破出来た理由が実は面白かったせいなのか深夜のトランス状態によるものだったのかは分からない
なろうの異世界はゲームの世界だと弟(架空)から聞いていたがここまでゲームの世界だとは想像もしていなかったよ
ゲームみたいな似非ファンタジー中世世界程度の物だと思っていたんだがまさか完全にゲームの中だとは思わなかった
テレビゲームのようにステータスが数値化されているとか死んだ人間も魔法で生き返るとかそんなチャチなレベルじゃない
レベルアップしたからHPが全開してスキルポイントで能力を覚える世界だった
あれはもう独白じゃない実況だ
ゲーム実況だ
自分で作ったゲームの世界観を自分が作ったキャラクターにプレイさせてそれを姿なきVtuberとして実況しているようなものだ
なんだろうこの世界は
俺の知らないジャンルだ
なろうごときにこんな言葉は使いたくないが奴らは確かに新しい表現様式(ジャンル)を発明したようだ
やるじゃん
兄(架空)もそう言っている
ああそれにしても姉(架空)が欲しい