友達が
と私に言った。
確かに○○ちゃんはスタイルが良くて顔も綺麗系だし、おしゃれだし見た目にすごくこだわっている。
化粧水だけでも私の使ってる化粧水の何倍も高いもので、美意識が高いんだなぁと思っていた。
それに私は普通にファッションにも美容にも興味ないし、メイクも適当だし、そもそも人と見た目を競ったり外見に重きを置くことを軽視していた。
だから、別に他人の見た目が褒められようが、他人の方がきれいだろうがどうだって良かった。
……はずだった。
けれど友達が○○ちゃんの見た目を褒めるのを聞いて、上手く説明できないけど、
「えっ?」
って思った。
もちろん「えっ?」とか言わず「うん、本当にね」って答えたけれど。
正直、顔だけなら私の方が良いとなぜだか思っていたのだと匿名だからここで告白する。
他の子を差し置いて私の見た目が褒められる、ということはあったけどその逆を体験したことがなくて、敗北感?なのかな
それとも女性って全員自分の顔が一番だと思ってるものなのだろうか?
家に帰って、自分のダサい服装とか適当に一つくくりした髪とか、適当なメイクとか見て、
シャンプーしたまま髪を乾かしもしない私が、わざわざ取り寄せた(?)トリートメントを使ってる彼女と比較対象になろうとか、おこがましいことだな……と思った。
私が見た目に気を遣ったり、綺麗であるための努力をしないのは、自分が元々綺麗だからじゃなくて、
「何もしてないからこんな感じだけれど、それでもまあ綺麗でしょ?みんなみたいに頑張ればもっと綺麗になるんだよ?でも私は外見重視するバカじゃないから。大事なのは能力と知性☆」
みたいな思考で自分をごまかしたかったからなのかもとも思った。
しかもいざというときには、結局見た目で得してるんだろうなってことがあって(教授に贔屓されたりとか)、自分が嫌。
男性は男性で大変なんだろうけれど、それでも私は男性に生まれて来た方が良かったのかもとつい思ってしまう。
はあ勉強頑張ろう。