2017-09-25

異世界はスマートフォンとともに11話で発生した炎上(?)についての個人的考察

11話で急にバッシングが始まったのはこのアニメをいわゆる「石鹸枠」の延長として視聴していた層が耐えられなくなったからではないだろうか。

このアニメを「何も考えないで見る方が良いアニメ」として割り切って見ていた層は「なぜ今さらそんなことで話題になるの?」と困惑していただろう。

 

今回の件について「マクドナルドハンバーガーポテトのことをジャンクフードじゃねーかと言って怒るのはおかしい」と表現する増田もいたけれど、

マクドナルドハンバーガーポテトを頼んだらやたら冷えてヨレヨレになっていた上に肉が腐ってるじゃねーかふざけんな保健所呼べ!」

というのが少なくとも最初11話を叩き始めた人たちの気持ちなのだと思う。(もちろんその後に便乗して叩く連中が大量に現れて、数としてはそういう類が圧倒的に多いのだろう)

 

それ以上に個人的不思議に思って調べていたのは少なから存在しているこのアニメツッコミネタとしての消費もせず純粋に楽しんでいる層の存在だった。

彼らは上で書いた「割り切って見ていた層」と違って、意識しなくても何も考えずにアニメを見る能力があるし、おそらくコミュ力も高い。

そしてネットに対する態度も現実のそれに極めて近く、彼らにとってtwitter雑談の場だ。

 

彼らは徹底的にあらゆるコンテンツを消費物として割り切っている。もちろんそのコンテンツ範囲アニメ映画だけでなく他者自己にも至り、

それはまさに現実世界で行うコミュニケーション様式だ。それ故に彼らのTLは第三者から見れば意味のないいいねRT稼ぎの文章(例:この画像が気に入った人はRT!)で溢れている。

現実世界で内輪でじゃれあっている学生集団の話に内容が存在していないのと同じ話なのだ。彼らはそれをネットに持ち込んだだけにすぎない。

 

ネット現実コミュニケーション様式を変えることをしないという一点のみが我々と決定的に違う点で、まさにインターネットが生まれた頃から普及している層が自然インターネット世界に入ってきたというわけだ。

それ故に今後、そういった新しい層と我々のような古い層が衝突してしま事態ネット上で増えていくだろうとも思う。今回の件はその始まりに過ぎないのではないだろうか。

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