2017-06-08

続・菱沼聖子

http://anond.hatelabo.jp/20170221115635

その後、この S さんが菱沼聖子モデルであることを確定する情報をいくつも発見した。

またこの人物の周囲にいた人物について CiNii その他で確認すると動物のお医者さんのサブキャラクターに似た名前人物複数存在する。例えば当時、漆原教授モデルである橋本信夫教授北海道大学公衆衛生学講座にいたわけだが、その当時彼の下に高柳助教授という人物がいる。これは作中病院にいた高屋敷助教授モデルなのであろう。

この事実から何がわかるか。恐らくハムテル、二階堂、おばあさんのみが完全オリジナルキャラクターなのであってサブキャラクターは S さんの周囲に実際にいた人物が多くを占めるのだ。この点について注意しながらマンガを読むと、作中大学で「イベント」を起こす人物は菱沼さんであったり、清原であったり、小夜ちゃんであったりする。ハムテルと二階堂は常に受け身だ。

まあこの件はいきなり 30 年後に現れたネットストーカーの僕が最悪だねという話なんだけど。

たぶん、ああい専門職を精密に描いたマンガというのを、このインターネット時代に描くことはなかなか困難だろうと思った。ああいものは、特定人物への長期間取材無しに成立させることは困難だろう。当時であれば、北大関係者であればあああれはあの人なのね、、、みたいな感じで分かる、という程度の話であっただろう。しか現代であればちょっと論文検索するだけで誰でもモデル特定できてしまう。

無論、佐々木倫子の「配慮」がかなり不足していたことは否めないのだが、まあ当時としては合格点ではないかしかし今、誰が何をやっているのかというのは検索可能な世の中だから完璧モデルを隠し通すことは難しいと思う。そのような状況で当時の動物のお医者さんほどに大ブームとなれば、モデルとなる人物へ深刻な弊害が起こり得ることは、想像できる。実際俺のようなどうしようもない奴がいるわけだ。

動物のお医者さん理系マンガ研究者マンガ金字塔であったから、これに続くマンガがどこかで描かれればそれは大きな、途方もなく大きな社会的財産になるだろうとは思う。ただそれはもう難しいことなのだ。

記事への反応 -
  • 動物のお医者さんというまんがを読んだときに誰でも気づくことがあると思う。 それはハムテルたちのライフイベントが意外とあっさり流されていく一方で菱沼聖子のライフイベントは...

    • http://anond.hatelabo.jp/20170221115635 その後、この S さんが菱沼聖子のモデルであることを確定する情報をいくつも発見した。 研究内容が劇中と同じ 公衆衛生の人間だった 年齢的にも完全...

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