今朝CCCコラボをクリアしてアルターエゴ達の一連の生き方に感動し、Twitterでシナリオの感想の検索を掛けてみて、一部の既存CCCプレイヤーが今回のコラボのストーリーに対してかなり荒れている事を初めて知った。
「完全な蛇足。メルトリリスに萌えに走った結果がぐだと言う名のきのこ×メルトリリスになった」
ーーあ、物凄い既視感だ!これ、アニメのダンガンロンパ3の時に見た言葉だ!
ダンガンロンパ3では「ゲーム本編、ゲーム前のストーリーに関わる設定をアニメで後付けしねじ込んだ」と言う点で大いに荒れたが(絶望のカリスマである黒幕がそのカリスマ性で絶望に堕とすのではなく洗脳映像で世界を絶望に染め上げるなど演出が不味かったこともあったが)、今回のCCCコラボはそれとは反対に別の世界線の話ではあるがCCC本編の「その後」的なストーリーが描かれている。
つまり改編された部分は違っても「後付け」でストーリーが追加されたという点が同じだ。
反対に、今回のCCCコラボに関しては素晴らしい後付けストーリーだと思っている。
しかし、私が素晴らしい後付けだと思っているストーリーに対して、私がダンガンロンパ3に抱いていたような感想を抱いている人々が少なからず居る。
彼らのネガティヴな感想を眺めて思った言葉たちが、今になって全部過去の自分に跳ね返ってきた。
あの時の自分の姿を鏡で見せ付けられたようで、殴られたような気分になった。
いくら外に向かってこの作品はこうであったのに改悪されて…と呟こうとも、楽しんでる人間にはちっともそんな言葉たちは響かない。CCCコラボの自分がそうだからだ。
アニメのダンガンロンパ3を楽しんでいた人達は、あの時の私に対してきっとこう思っていた事だろう。
万人に満足させる「後付け」の話はやはり難しいのだと思う。どうしてもそこには原作への思い入れだとか、様々な感情が絡み合ってしまうからだ。
その後付けに対し怒っている人間、喜んでいる人間、どちらか一方の受け取り方が正しいのではない。肯定、否定、どっちの作品愛が深い、という話ではない。
人それぞれなんだから、どちらの受け取り方も間違ってないんだ。敵視する必要はないんだ。