自分のクソみたいなブログに晒しても一日あたり4hitもしないであろう宿便みたいな記事が、
増田に晒されただけで400ブックマークを稼ぐアナ雪なみのヒット作になるのはよくある話で、
それは記事の質の良し悪しではなくて、「多くの人の目にふれやすい」という、
単純きわまりない広告術の初歩の初歩のせいなんだろう。うんこ。
少しケツの穴の広い企業、たとえば日本の広告会社としては最大手とされる便通だったら、
自演ブクマでアクセスを伸ばすことも考えるかもしれない(もうやってたらごめんなさい)。うんこ。
良い商品が安く宣伝できる。企業も儲かる、はてなも儲かる、消費者もハッピー。トリプルクラウンこだ。
特に証拠もなく「宣伝だ」「金もらってんのか」「互助会だ」「オソマは食えない」と口汚く罵る。
それ以前に、宣伝記事を宣伝として書く(たとえば、「風呂の排水口に詰まったうんこが落ちまくる洗剤みつけたったwww」的な)とブクマは伸びない。
人が増田に求めるのは、笑いか、劣情の解消であって、日々の生活のお役立ち情報などではない。
ではどうするか。
笑いか劣情を満足させる記事にさりげなく商品を紛れ込ませればいいのである。
しかしてその実体は億の人々によりより消費生活を推奨するステマ記事。
これだ、このメソッドで年商百億は固い。三ヶ月間溜め込んだ便秘のようにかたい。
インテリジェンスに満ち溢れた本文に、極めて巧みに商品の存在が隠されている。
しかし見た目は違和感のないバナナ型のうんこのように健康的で自然なその文は、あなたの脳に眠る「ある欲望」に働きかけ、それが欲しい、と思わせているのだ。
もうあなたは逃れられない。