私も辛い物が好きなんだけど、最近わかったことは、辛すぎるものを食べるとお腹を壊す。
そして、トイレ時にお尻が熱くなるということ。
辛いものを食べると知能が低下する。
美味しいくせに辛い、やや面倒な食べ物を出す店がオフィスの周りに多い気がする。
自分の目の前にある、徹底的に舌をいじめてくるものをどうやっつけるか。
1時間あるランチタイムの50分くらいは、このことだけを考えて過ごす。
1. 舌のどの部位で食べれば楽になるか
私調べでは、舌先はあまり辛さより熱さに敏感だ。口に入った瞬間に辛いと感じるのは中央で、ここの痛みは長引く。両端も辛さは感じるが、痛みを伴うほどではない。
田んぼの周りと流れる小さな川のようにゆるやかに流れてくる鼻水は、きっと穴にティッシュを詰めるくらいしか直接的な解決策はない。
しかし、家でない限りそんな真似は成人女性としてできないのが現実。
とにかくティッシュで噛むしかないのだが、その消費量が半端じゃない。
しかし消費量を気にしてすすりすぎると、いよいよ風邪かと心配される。
断っておくが、この時点で食べないという選択肢はない。
もう少しお付き合い願いたい。
店員に「お前何回目やねん」と思われずに水をさりげなくもらうにはどうすればいいだろうか。
辛いものを提供する店は、基本的にテーブルごとに水のピッチャーが用意されている。
しかし、私が座ったが最後、そのテーブルのピッチャーが空になるスピードは瞬息だ。
それに驚かれることなく、面倒な客だと思われることなく水をもらいたい。
4. ティッシュの山をどうやって隠すか。
店を出る時、「うわあの客こんなに鼻かんだのかよ」と思われたくない。
たいていは皿の下に隠すけど、皿を上げた瞬間ティッシュがごっそり出てきた時の「うっわ」みたいなうんざりする感じを、飲食店バイト経験者の私は知っている。
店員さん本当にごめんやで。
5. 鼻の下の赤いシミをどう誤魔化すか
辛いものを食べた時、最後に注意したいのが食後の鼻の下問題だ。
だらだらと述べてきたように、とにかく私は鼻をかむために鼻の下が真っ赤になってしまうのだ。
しかも、風邪の時になるあのピンク色ではなく、鼻血が乾いたみたいな色。
症状がはっきるしてくるには時差があるのも問題だ。
鏡の携帯は欠かせない。
そんなことを必死で考えながら、今日も真っ赤な麻婆豆腐を食べてきた。
こんなに頭使っているわけだから、別に知能低下ってわけではないのかもしれない。
まず前提として、辛さに刺激されて私の脳内で巻き起こる思考の氾濫は私にしか解決できない。
誰も私を助けてくれはしないのだ。
憐れな自分を助けるために必死で考えを巡らせながら、いかに美しく今日のランチをフィニッシュできるかだけを考えている私にとって、相手の話は鼻水がついたティッシュ以下だ。