http://yamifuka.hatenablog.com/entry/20160704/1467643021
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しかしブコメ何言ってるの。年収が気になるのは親世代だけで、成績優秀な高校生は基本めぐまれてるので生涯年収で大学を選んだりしません。
では、なぜ成績優秀な高校生が医学部ばかりに行くのかというと「偏差値が高いから」。
2の高校生が医学部に行く理由は「偏差値」。そして2の高校生が医学部の多数派。
まず前提。自分の偏差値より大学の偏差値が下すぎると適切ではない、という考えが一般的にある。受験一般そうだろうけど、偏差値70の人は、65の学校ならありだけど50の学校はふつう受けない。
次。偏差値トップ層(進学校の上位層)は、偏差値75とかある。センター試験9割超えるのが当たり前の層。そういう人たちが偏差値を踏まえて大学を選ぶと、医学部ばかりになる。なぜなら医学部の偏差値が高いから。
東大とか京大とかある?あるけど、地元指向が少しでもあったら選択肢は地元大学の医学部しかない。なので偏差値トップ層は現状の偏差値では医学部に多く進学することになる。
そして次が問題、偏差値中間層。中間層なので偏差値65とか70くらい、医学部も大学を選べば行ける、理系なら東工大以上ならあり、文系だと偏差値的に低すぎない?っていう人たち。
この層の人は、強く興味ある分野があるなら医学部以外を選ぶだろうけど、高校生からそういう人は少ない。とりあえず大学に行く。そしてとりあえず行く大学を選ぶとき、偏差値トップ層が医学部に行きまくるのを見ているため、自分も医学部を受ける。
中間層なのでふつうに頭がいい程度なのだけど、すごーく頭がいい人たちに囲まれている楽しさを知っているので、トップ層がたくさんいるところに通いたいと考える。友達が医学部に行くから僕もー、というわけではない。偏差値高いやつと競い合うのはたのしいし刺激的だし快適。負けたくないという気持ちもあるだろう。
こういうサイクルがある限り変わらないだろうから、偏差値80くらいあるようなトップ層が安心して受験できる医学部以外の学部がいくつかあれば、この問題は解消すると思います。
個人的にも文系の特に教育学部あたり、旧帝大以上の教育学部の偏差値が軒並み20くらい上がらないと先行き不安。頭いい人材が教育にまわってほしいけど、現状の偏差値で医学部行けるやつに教育学部もいいよなんて言えない。