2016-04-04

検索対策で、一部伏字にしています。(読みづらくて、すみません。)

いま、行動●理学が取り沙汰されて久しいけれど、そのルーツのひとりに、ス●ナーがいる。で、彼はいろんな学派に影響を与えていて、かならずしも行動●理学だけじゃないんだ。たとえば、そのひとつが「New Pychology of Success」と言われる分野。成功理学とでも訳すべきか。「mindset」というのは、その●理学分野のテクニカルタームだったりする。●理学一般用語として「ス●ーマ」とか「認●的枠組み」とか言われているものとどう違うんだろう?というギモンはこの際、置いておいて……。

例えば、子供へのインタビューをもとにしたこんな事例研究で使われる。

Question1: 言いつけを守らなくて、両親に叱られたときのことを想像してごらん。なぜ両親は、あなたのことを叱ったのだと思う?

硬直的mindsetの子:ぼくが、言いつけの守れない悪い子だから、叱ったの。

柔軟なmindsetの子:この次は、ちゃんとできるようになって欲しいから、叱ったの。

Question2:友だちと遊んでいて、何かを独り占めしちゃって、両親に叱られたとするね。どうして両親は、あなたのことを叱ったのだと思う?

硬直的mindsetの子:ぼくが、独り占めするような悪い子だから、叱ったの。

柔軟なmindsetの子:友だちと仲良くするにはどうすればいいのか、ぼくにわかってほしいと思ったから、叱ったの。

事例につづく、解説を転記。

   ☆   ☆   ☆

 子どもたちは幼いころからこうした教訓を学んでいる。よちよち歩きの頃からもう、親の発するメッセージを敏感にキャッチしている。そして、間違いをしでかすとダメな子のレッテルを貼られて罰を与えられるんだ、と学んでしまう子もいれば、間違えたときにはアドバイスしてもらえたり正しいことを教えてもらえたりするんだ(から、直せばいい:※拙訳補足)と思うようになる子もいる。

 相手の反応を見て学んでいくのは、子どもだけではない。親のほうも、わが子のちょっとした行動を読み取って、それに応答することを覚えていく。

 新米ママ赤ちゃんおっぱいを飲ませようとしても、赤ちゃんは泣くばかりで、なかなか乳を飲もうとしない。ちょっと吸ってみただけであきらめてしまい、またぎゃーぎゃー泣き出すこともある。

 赤ちゃんて、こんなに扱いにくいものなの? こんなに手がかかるものなの? それにしても、おっぱいの飲み方なんて、生まれつき知っているんじゃなかったの? 赤ちゃんは、おっぱいを飲む名人のはずじゃないの? うちの赤ちゃんはどこかおかしいのかしら?

 こんなふうに、あれこれ悩んだ新米ママが話をしてくれた。

「初めのうちは本当にイライラしたんです。でも、●理学研究を思い出して、赤ちゃんにこう語り続けたんです。『あなたママも、どうすればうまく吸えるか、今、学んでいるところだからね。おなかがすいたよね、つらいよね。でも大丈夫あなたママだんだんうまくなっていくから』って。こんな風に考えると、イライラすることもなくなり、うまく飲めるようになるまで落ち着いて導いてやることができました。この考え方は、他のことを教えるときにも応用できて、赤ちゃんのことを理解するのにとても役立ちました。」

 私たちも、優劣や善悪判断を下すのはやめて、自分を教え導いていこう。今、まさに学んでいる最中なのだから

   ☆   ☆   ☆

ス●ナーの徹底●行動●義の立場もそうなんだけど、この学派の要は、変化・成長への信頼なんだなあ、と思う。子供でも・大人でも、人はいつでも変わることができる。いま限界があることでも、やがてこの先、変わることができる。自分に欠けていることでも、少しずつ学んで習得できる、ってね。

自分が親からもらっていないことでも、自分特性が苦手としてきたことでも、たしか事実だしそれは現状なんだって受け入れたうえで、「それが、自分だ」って決めつけなければ、「どうせ、運命だ」ってあきらめなければ、自分は変わることができるんだということ。こんなに嬉しいことは、ないよね。

  • 自分が親からもらっていないことでも、自分の特性が苦手としてきたことでも、たしかに事実だしそれは現状なんだって受け入れたうえで、「それが、自分だ」って決めつけなければ、...

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