父親も老人らしく、昔の世間話が大好きなのだが、その中でそのまま捨て去るのは惜しいネタを2つほど増田に開陳する。
父が嘘を付いてない限りは実話なんだろうが、真偽のほどは保障しないし、何かと面倒なので、
当事者が特定されないように、実名がわからない形で書いておく。
父は東大の某運動会某部(註:東大では体育会と言わず運動会という)に属していた。
仮に「A部」としておくが、そこの部員はAという運動ばかりしていて、マトモに勉強していなかった。
A部の部員Bと部員Cが、某省庁(仮にD省とする)を志望する、と宣言し、周囲が唖然とした。
→BとCは、D省在籍のA部の先輩に泣きついた。
泣き付かれた先輩は、見るに見かねて、公務員試験の問題を事前入手した。
(どういうルートで入手したのかは、自分も父に質問しなかった)
俺にできるのは、お前たちに問題を見せることだけだ。
これから、お前達はこの問題文を暗記して、自分達で解答を考えることだ」
→BとCは、必死に問題文を暗記し、2人で協力して、解答を考え出した。
結局、BとCは「1位」「2位」の成績で、晴れてD省に採用されたそうだ。
(まあ、自分達で問題を解けたということは、彼らも根っからのバカじゃなかったんだろう)
余談だが、BとCが公務員試験に通るかどうか、A部で賭けがなされたそうだ。
父も含め、ほぼ全員が「落ちる」方に賭け、全員が掛け金パーになったそうだ。
まあ今から50年以上前の話で、もう時効なんだろうが、当時はそういう裏口(不正?)も許されてた、
ということで、A部部員はおよそマトモに勉強していないので、定期試験が悩みの種。
「私はこの問題がわかりません、代わりに「哲学とA」というテーマで論文を書くことをお許し下さい」
と勝手に問題を変えてしまって、結局「A]というスポーツに関する論文で解答の代用にしちゃった、という猛者がいたらしい。
この部員、すべての試験について、勝手に「●●とA」という設問に変えて、勝手に論文書いていたのだが、
多くの教授は、「なんか面白い学生がおるワイ」ということで、「可」を与えたらしいが、
唯一ドイツ語の教授だけは、ユーモアを解さずに「不可」を見舞ったらしい。
そのドイツ語の教授は、「面白い学生がいた」ということで、後日この学生をネタにエッセイを発表したらしい。
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ちなみに、A部OBの子供で、東大に合格したのは、自分が初めてだったらしい。
なので、「なんとしても、この子供(=自分)を、A部にスカウトすべし」との厳命がA部員に下ったらしいが、
父によれば「自分があっけなく断った」らしい。
(もう28年も前の話である)
東大でもA部とB部はガチ 伏せ字にせんでもいい気がするけどなw