2014-08-18

すっとこどっこい恋愛

おそらくは、大恋愛に括られ、素敵なエピソード満載の恋愛期間を経て、結婚した。

わたしたち。

彼が本当に本当にすきだった。でも、結婚はしたいわけではなかった。私の家はきびしい。わたしは、良い子だった。私は、反抗できなかった。

結果的に、ソーシャルステータスとして、玉の輿的に、ひとの目に映ったのかもしれない。

私のスペックは高くはない。おそらく、低くもない。

だけれども、当時、バリキャリを目指す女子のなかでは、高くはなかった。

結婚するのも、友人のなかで一番だった。当時27歳。今から10年以上も前。

当時、仲のよい友人は、殆ど海外留学中だった。

おまけに、最初結婚することを報告した友人には、

「案外、小さくまとまったねー。」と言われた。

私は、笑って、彼女留学を送る会を行った。

「@@ちゃんが結婚するなんて。・・・

一番最初に報告した友人には、そう言われた。彼女は、その絶句のあと、ついに一言も「おめでとう。」とは言ってくれなんだった。

ずっと親友だと思っていた。かなしかった。

彼女恋人がいなくたって、関係ないと思っていた。私は、学生時代からの8年の恋愛遠距離恋愛を経て、彼と結婚することになった。

から、どう聞いても、適齢期だし、私、むのーだし結婚するよねって、フツーな感覚じゃないかなああ。

ただ、当時の彼がすこぶる優秀だった。残念ながら、スペックが私とつりあわないくらい。

式は挙げなかった。 だけど、入籍した日は、とてもスペシャルな日で、いやらしいけれど、教養のある人には、素敵な日ですねといわれる日だった。

スノッブだけれど、でも、私も若かったので、ステキとか思ってしまった。でも、いまでも、あの選択はふたりの思い出においてステキな日取りだった。

個人的な物語なんて、そんなものだ。

学生時代は、ずっと、こんなイケテナイ彼と付き合うなんてみたいな、憐れみ光線、受けまくりましたが、でも、平気だった。

本当に本当にすきだったから。楽しかった。

彼は、私にいろいろなものを与えてくれた。いっぱい本の話をした。ラテン語を学ぶなんて、ステキとか、ミーハーに好きだった部分もある。あほや。

思い出は数え切れないほどある。レモンを置きし本屋は、お気に入りだったね。あほや。

あなたがほんとうに好きでした。18年好きだったの。いまも、全然嫌いじゃないの。

どうして、離婚しちゃったのか、よくわからない。あっさりゆるしてくれてありがとう

自分人生を生きたいの。」まさか、家を出る日にそんな言葉が口をついて出るなんて思わなかった。

だって、十分、自分人生を生きていたもの

私は、いま、ひとりです。もうすぐ四十路なのに、国家試験勉強をしています。つまんないオジョーサマだったけれど、ちょっとだけ、自分の力でがんばりたいの。

すきだったの。ほんとうにあなたが好きだったの。

こんなにいろいろこじらせて、おばかちゃん、アホって思うの。

でもね、ほんの少しだけ、自由だっておもうの。

誰もに反対されたけれど、わたし、生まれて始めて自分意思で生きてるの。

どうして、こんなばかなのかわからない。

  • どうして、こんなばかなのかわからない。 どうしてタイトルが「すっとこどっこい恋愛中」なのか、オレには分からない。

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