まず俺が言っておきたいのは、サッカーにおけるバッシングは文化だということだ。
普段Jリーグの試合も見ない奴がTVでW杯を見て「感動をありがとう」なんぞと呟いているのを想像する。
そういう奴らは頑張っている選手を見て自分が感動を与えてもらうという受身の立場にいるわけだ。
茶の間でテレビを見てるだけの傍観者でありそれをわきまえている。別にそれ自体は良い。
だがな、
普段からJリーグの試合に足しげく通うサポーター層が今回のW杯の試合を見てそんな悠長な言葉を吐けると思うか?
サッカーの試合において、選手とサポーターの間にはある約束が交わされている。
「勝つから応援して欲しい」「応援するから勝って欲しい」という約束だ。
サッカー選手は応援して貰わないと飯が食えないんだから、選手にとっちゃ当たり前の約束だ。
それでもJリーグのチームのサポーターというのは、この約束をひたすら信じて金と時間をチームに注ぎ込み続ける。
(そのほとんどはチームとは直接関係無い交通費に消えているが)
それも、いつ昇格するかも分からないようなJ2のチームに。10年以上声援を送り続ける。
地元のチームは地元のサポーターで育てるという意識で自らも身を削り戦っているんだ。
J2、J3の選手の活動を支えているのはそういう固定ファン達だ。
(もちろん、批判すらされないようなチームもJ2やJ3にはたくさんある)
そういう奴らがな、自分の応援しているチームが不甲斐ない試合をしたとして
本気のサポーター達は拡声器を持って試合後の選手バスを取り囲む。直接説教するんだよ。
チームはそれを真摯に受け止めるし監督もバスから降りてきて頭を下げたりする。
他にも色んな批判の仕方がある。
去年夏、5連敗中だったあるJ1チームの試合、観客席には「プロなら納得できるプレーと結果を」という横断幕が掛かっていた。
この先もずっと、本気で応援していくつもりだからそういう批判をする。
こんな風に選手とサポーターの距離が近いという事が、サッカーの一番の魅力だと俺は思う。
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それともう一つ言いたいんだが
日本人は批判に弱すぎやしないか?(世界中そうなのかも知れんが)
「明日ママがいない」騒動の時にも思ったんだが
クレーマー=悪という短絡的な思考で「批判に対する批判」を展開する奴が多すぎる。
色んな立場の人間がいるんだから、何かしらを為せば何かしらの批判が起こるのは当然の事だ。
それを受けてどう振る舞うかは、批判を受けた側が判断すればいい、ただそれだけの事なんだよ。
それを理解できないのか知らんが、「クレームが起こると自粛せざるをえなくなるから空気読め」という考えが社会全体に蔓延しているように思える。
よく考えろ。もし自分が赤ちゃんポスト側の人間だったなら、ああいう内容のドラマには抗議しないわけにはいかないだろう。
むしろ、バッシングが自粛され 何をやっても批判が全く出てこない世界の方がよっぽど恐ろしくて危険だと思わないか?
まず、批判はあって当たり前ということ。
出た! Jリーグ厨。 悪いけどJリーグにはさっぱり興味わかないのよ。 別にプレミア厨ってほどじゃないけどさ ヨーロッパのサッカーとか見ちゃうと Jリーグ糞過ぎてみてらんねえ。 ...