2014-05-28

三幕構成についてメモ

面白い映画アニメにはパターンがある。ハリウッドではそれを三幕構成と読んでいる。日本で言う起承転結だが、それより洗練されてて分かりやすい。暇つぶしに三幕構成についてまとめる。ちなみに俺独自の解釈もあるから、その辺は許せ

ストーリーとは

ストーリーとは不完全な現状から理想への状態遷移。

  1. 友達できない主人公→沢山友達できるようになる。
  2. モテない童貞ボーイ→ハーレムの日々

ここで重要なのは、”論理の飛躍”だ。たとえばモテない童貞ボーイがいきなりハーレムな日々を過ごすことはちょっと考えられないよな。つまりは「→」の間に何かがあったわけだ。これが物語。次に悪い例の話。

 悪い例
  1. 家にいる主人公→近所のコンビニに到着
  2. 目覚める主人公→朝食を食べる

これは最悪なパターンだな。論理の飛躍がなく、すぐに予想がついてしまう。1なら自転車か歩きでコンビニに行ったとわかるし、2ならそのままキッチンへ向かったのだと分かる。良い例では→の中身が重要になるが、悪い例では→は意味をなさない。むしろ、→などつけず、そのまま説明してしまってもいいくらいだ。これでは物語にならない。

次は「→」の中身について詳しく

スペシャルワールド

ハリウッドでは→のことをスペシャルワールドという。例えば弱気主人公が、ふとしたことから日常的な場所へ来てしまう。試行錯誤のすえに敵を倒して帰還。帰った後は何かを学び、それによってより強い自分になる。

もう少しわかりやすく言うと、”第三者の介入”だ。例えば童貞ボーイの例。童貞ボーイというものはなるべくしてなっているのだ。つまり、一朝一夜にモテモテにはならない。髪型を直して服を整えたくらいでモテモテになるのならば、それはもう物語ではない。そこで、まったく新しい手段を提案する。たとえば空から降ってくる謎の美少女

例:童貞ボーイは空から降ってきた美少女出会
  1. 主人公DT
  2. 部屋に謎の美少女が登場。彼女宇宙人であり、その目的は成人した童貞卒業させた時にでるエネルギーを集めること。卒業する瞬間、童貞は気持ちよすぎて灰になってしまうという。つまり命と引き換えに卒業するのだ。
  3. 主人公美少女の誘惑に駆られながらも、必死にそれをこらえる。少女童貞の奇妙な同棲生活がはじまる

この第三者の介入が何かによって物語はおおよそ決まってしまう。ここでは人を使っているが、もちろん別なものでもいい。例えばオンラインゲーム世界に取り込まれるとか。異性恐怖症が集まる部活に入るとか。

次は挫折と感動の作り方についてだ。

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