面白い映画、アニメにはパターンがある。ハリウッドではそれを三幕構成と読んでいる。日本で言う起承転結だが、それより洗練されてて分かりやすい。暇つぶしに三幕構成についてまとめる。ちなみに俺独自の解釈もあるから、その辺は許せ
ここで重要なのは、”論理の飛躍”だ。たとえばモテない童貞ボーイがいきなりハーレムな日々を過ごすことはちょっと考えられないよな。つまりは「→」の間に何かがあったわけだ。これが物語。次に悪い例の話。
これは最悪なパターンだな。論理の飛躍がなく、すぐに予想がついてしまう。1なら自転車か歩きでコンビニに行ったとわかるし、2ならそのままキッチンへ向かったのだと分かる。良い例では→の中身が重要になるが、悪い例では→は意味をなさない。むしろ、→などつけず、そのまま説明してしまってもいいくらいだ。これでは物語にならない。
次は「→」の中身について詳しく
ハリウッドでは→のことをスペシャルワールドという。例えば弱気な主人公が、ふとしたことから非日常的な場所へ来てしまう。試行錯誤のすえに敵を倒して帰還。帰った後は何かを学び、それによってより強い自分になる。
もう少しわかりやすく言うと、”第三者の介入”だ。例えば童貞ボーイの例。童貞ボーイというものはなるべくしてなっているのだ。つまり、一朝一夜にモテモテにはならない。髪型を直して服を整えたくらいでモテモテになるのならば、それはもう物語ではない。そこで、まったく新しい手段を提案する。たとえば空から降ってくる謎の美少女。
この第三者の介入が何かによって物語はおおよそ決まってしまう。ここでは人を使っているが、もちろん別なものでもいい。例えばオンラインゲームの世界に取り込まれるとか。異性恐怖症が集まる部活に入るとか。
次は挫折と感動の作り方についてだ。