2014-04-09

恋愛関係婚姻関係・友人関係を築く手順

親密な関係の一歩手前にある「ゲーム」

エリック・バーン提唱する交流分析において、人間関係の親密さは「引きこもり挨拶雑談→共同作業→ゲーム→親密な関係」の順とされている。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/knowledge/basic/transactional004.html

ゲームというのは、上記リンクのような「相手を自分の都合の良いように操作したり利用しようとしたりすることで始まるコミュニケーション」を指す。

あらゆる関係破綻の原因

企業で求められるのは「共同作業」であるしかし人からの反応に飢えた状態の者が紛れていて「ゲーム」を始めると、吹っ掛けられた側が「うんざりしたり無力感にとらわれたり感情的に怒ってしまったり」する。ゲームを開始したり、参加してしまう人は、なかなか「共同作業」に戻ることが出来ない。「共同作業」より「ゲーム」で得られる反応の方が濃いからだ。

恋愛結婚に求められるのは「共同作業」であったり「親密な関係」であったりする。双方が「共同作業」を望んでいれば安定するが、片方がもっと濃い関係を求めると「ゲーム」が開始され、相手がそれに参加してしまうと関係破綻する。双方が「ゲーム」を求めている場合は、喧嘩を繰り返しながらも別れない、傍迷惑カップルとなる。

恋愛できる人、できない人の違い

恋愛できる人は「ゲーム」理解している。熟練したゲームプレイヤーモテるし、「ゲーム」理解できない人は恋愛土俵にのぼれない。

安定した結婚生活必要ものは、関係への期待を「共同作業」にとどめる(お互いをATM産む機械認識し合う)か、「親密な関係」を築くことだ。付き合うまでは上手く行くのに長続きさせられないのは、ゲームしか上手く出来ないということだ。ゲームしか出来ない自覚があるから結婚には踏み切らない人間も居る。

「親密な関係」を築くには

「親密な関係」に進めず「ゲーム」に留まってしまうのは、相手を信頼出来ないからである。では、なぜ信頼できないのか。自己評価承認依存しており、得られる承認が減ると自分価値が下がったと感じてしまう、思考の癖があるからである。思考の癖は、親の叱責や無視経験友達恋人になりたい相手から嫌われたり無視された経験によって癖付けられる。「親密な関係」を築くには、自己評価承認依存することをやめ、思考の癖を取ればよい(簡単に言ったが、一生癖が取れないまま死ぬ人間もそこそこ多いはずだ)。

「親密な関係に進めず、共同作業に戻れず、ゲームに留まる人間」を「自業自得」「性悪」「メンヘラ」などと非難・侮蔑している人間は、ゲームプレイヤーである。そうした人間英雄聖母の如く救済しようとして、そうした人間の思考の癖の原因になったものを非難する人間も、またゲームプレイヤーである

  • しかし人からの反応に飢えた状態の者が紛れていて「ゲーム」を始めると、吹っ掛けられた側が「うんざりしたり無力感にとらわれたり感情的に怒ってしまったり」する。

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