ネットサーフィンをしていたのが上司にバレて、解雇予告に怯えている私である。
自業自得であるし、こうなることを分かっていてやっていたので後悔はないが、
自分ちょっとクズだなあ、と思っている傍らで、反省心とか自分が悪かった、
いけないことをしたという気持ちが一向に湧き上がらないことにちょっとだけ危機感を覚えている。
かといって何をするわけでもないのだが。
私はどうも、今ここでこうしなければいけないんだ!と分かっていても体が動かない。
横断歩道のない道路を左右を確認しつつ、いつ渡るかどうか決めかねているときのような状態に陥る。
それでいつも注意される。
動けない。動かなければいけないのに、動けない。
動かなくていい時に動いた時の、あの感じを思い出してしまって固まってしまう。
対処法を考えているが、自信と勇気をもつ、くらいしか思い浮かばない。
会社が就活生に対し、笑顔の絶えない職場です、と言うのは決まり文句のようなものだ。
私の職場がまさにそんな感じで、よくある頻度で息苦しさを覚える。
上司に「暗い」「声が小さい」と言われた。自信のなさから来るものだろうと指摘された。
自信はこれからやっていく業務でつけていくといい、あとは声を大きく、笑顔を意識して等などアドバイスされた。
はじめはそれを真に受けて、意識して笑顔を浮かべ、声も出すようにしていたが、
仕事で失敗したときに素でない笑顔や明るさを維持するのは難しい。
なんとか笑顔をつくるものの、目頭が熱くなってしまうので(豆腐メンタルすぎて泣きたくなる)、結局は半笑いのような状態になる。
通常時でも笑うのは苦手な方だ。
私としては最高の笑顔で笑っている状態でも、きっと傍から見たら不気味な半笑いなのだろう。
それでも一対一の会話ならまだいいが、集団での会話となると笑顔を維持する、つまり朗らかにいることがものすごく難しい。
なぜそこで笑えるのか、愛想笑いだというのは分かるのに私は同じことができない。
楽しそうに会話している同僚を見ていつも思う。
何でそんなに自然に笑えるのだろう。
私もがんばって笑ってみるが、どうにも上手くできない。
笑顔を浮かべれば、人とのコミュニケーションも円滑になるのに、笑えない。
女性相手でもやっと人並み、というレベルなのに、苦手意識の強い男性相手となるともう、
自分から会話をふることなんて大勇気だ。男性の多い職場なのに、なんてことだろう。
前任の人はミスが多いせいで一年を過ぎたあたりで解雇されたと風のうわさで聞いた。
私はきっと、暗くて笑えないという欠点にプラスされて、業務時間内でネットサーフィンをしていたという
そもそも休憩時間がまともに取れないから(喫煙者には煙草休憩が許されるのに!)
ネットサーフィンしまくったというのは、まあ、理由にすらならないだろう。
いくら法定休日数が守られているからっていっても、なんだかもう疲れてしまった。