2013-10-15

http://anond.hatelabo.jp/20131014022108

その場にいない人の悪口をあちこちで言う人って、ひとつ重大な可能性を忘れてると思うんだよね。

悪口好きなハナコさんが、A子・B子・C子のグループの中で、X子という人の悪口を言ったとする。A子達はそれに乗っかり同調する。X子を悪し様に言うことで、ハナコさんとA・B・C子のグループはその場の連帯感を深めた気になる。

別の日、ハナコさんはX子・Y子・Z子のグループと一緒になる。するとハナコさんはA子の欠点をあげつらい、X子達と盛り上がろうとする。X子達はそれに乗っかり同調し、A子を悪し様に言うことでハナコさんとX・Y・Z子のグループはその場の連帯感を深めた気になる。

ハナコさんは自分はうまく立ち回っていると思っている。自分は嘘を言っているつもりはないし、どちらのグループ自分同調してくれた。ということは皆自分と同じタイプ人間だ。わかりあえる人達が周りに多くいて、花子さん安心する。

ところがまた別の日。ハナコさんのいない所で、A子とB子とX子とY子が雑談をしていた。

話題はハナコさんのことだ。あの人口が軽いわよねえ、なんか声大きくて恥ずかしいし、調子に乗ってるし。そうそう、こないだ持ってたバッグ見た? もうどこで買ったのよって感じの色でさー、あー見た見たアハハハー……

悪口、正確には陰口とは、「その場にいない人の悪口を言う」事だ。

まりハナコさんと同じタイプの人というのは、影ではハナコさんの悪口を言っている可能性が非常に大なのだ

だってハナコさん自身が他者に対してそうしているのに、ハナコさんと同じタイプで楽しく陰口を言い合ったA子さんやX子さんが同じようにしない道理がない。

何故かその可能性に気付いていないハナコさんが多いような気がする。誰かと悪口で盛り上がりながら『とは言ってもこの人たち、私がいない所ではこのノリで私の悪口言ってるんだろうなー』なんて思ってるとは考えにくい。自分は常に「言う側」であり、「言われる側」になっているとは思っていないのだ。

もしその可能性に気付いているなら、うかつな事は言えなくなるはずだ。今こうして自分が言っている悪口が、そのまま彼女らの明日ネタになって他者に広まっていくかもしれないのだから

互いにネタ提供し合い、しか自分だけは台風の目のように無傷だと信じて笑い合っている、ハナコさんたちは実にマヌケで滑稽である

というような理由から、私は絶対に「共通の知り合いの悪口」は言わない。ハナコさんに仲間だと思われてはたまらいからだ。

それぐらいなら「善人ぶっててムカつく」と言われた方が都合がいい。それはその人に、私が何の手も下すことなく、自身を悪人だと認めさせた事になるから

ていうかそんなマヌケ悪人に擦り寄ってこられたらたまらない。悪人を一発で見抜く素敵なイケメンが現れた時に、そいつと同類だと思われたら大損だ。

てなわけで、元増田は今のスタンスを貫きつつ同類を探すがよろしい。

バカに迎合するとバカになるよ。

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