2013-06-09

日本のシガンシナ

進撃の巨人主人公たちの故郷はシガンシナ区と呼ばれている。

ここは人類を脅かす「人食い巨人」のおとりになるよう設計された、他の地域よりも不利な条件の土地らしい。

貧しいものや身分の低いものが、ここに住んでいるのだという。



さて、ここは南海トラフ地震が起こったらエライことになる、とある県のとある町だ。

住んでいる家は古い耐震基準で建てられた木造の家。

予想されている震度7地震が来たら全壊するかもしれない。

貧しくて耐震工事費用が工面できないし、引っ越し現実的ではない。

阪神大震災にあわれた方によれば、倒壊は地震の直後。窓を開けていられる時間もない。

直下型ではないから、少しは持ちこたえてくれることを祈っている。

行政が指定している津波避難場所は、家で地震に遭遇してから10分でつける(生存率が高い時間)距離にはない。

仕方がないので近所の5Fだての団地が一応それということになっているが、規格外地震津波に耐えられるかは、わからない。

そんな状況にびくびくしながら、絶望しながら生きていて、それがものすごく進撃の巨人にダブらせてしまうのであった。

地震という巨人になすすべもなく、少なくとも生き埋めにならないような丈夫なマンションとか、地震の少ない土地に引っ越せたらなとか。

そういうのが、進撃の巨人でいう、壁の中に行きたい、巨人が怖い、巨人への恐怖のせいで日常生活ほとんど絶望で埋め尽くされてるとか

そういう描写にダブる

高い建物がない。でも貧乏地方の町に、津波用の建物新築するお金はどこにもない。

地震が起こっても、TVテロップが流れるだけで誰も解説もしてくれない。

東京はいいなと思う。大雨とか、土埃とか、それでこんなにすぐに、専門家の人に意見をもらえるなんてって思う。

復興予算むだづかいとかニュースになってるけど、それならうちに高い建物たててよって思う。

うちとか、他のトラフ地震に怯えてる地域投資してほしいって思う。復興予算なのに。ゆるキャラに使ってる余裕があるなら。

まあ田舎投資してもね。遠い将来は、可住区域と非可住区域とかできるんじゃないだろうか。



私に残された唯一の希望は、どこか遠くの県の国公立医学部に行くことだ。

一人暮らしはとてもできない家庭だけど、国公立医学部の寮に入るなら奨学金とローンで何としてでも進学させてくれるということだった。

願わくは、それまで地震が起こらないでほしい。

願わくは、私がお給料をもらって父母を安全土地に呼べるまで、地震が起こらないでほしい。

いやそもそも、そもそも私はまだ死にたくない。あれもこれもやりたいことがいっぱいある。

進撃の巨人には少しだけ励まされた。

そんなことばかり考えてしまって吐きそうになるので、吐き出させてもらった。

勉強しよう。

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