「教員なら夏休みとか暇だろ」とかつっこまれそうなのであらかじめ自分の勤務状況を書いておく。
勤務時間は8:30~17:00だが毎日7:00には出勤している。
何故なら朝補習があるから。うちの県の普通科進学高校では必ず朝補習が一年生から毎日ある。
これで毎月時間外勤務は120~160時間くらい。勤務時間が7時間半なので勤務時間8時間と考えるともう少し少なくなるけど、結構キツイ。
で、長期休業だが、うちの県の普通科進学校では春期補習、夏期補習、冬期補習がある。補習では当然体育とか音楽とかはしないので
持ちコマ数は通常より多くなるという事態に。自分みたいに3年生も担当していると毎日5~6コマ授業という羽目に。3年生の夏期補習は毎日7コマあるんですよ。
夏期補習はお盆以外はあって、お盆が明けてしばらくたつと残りの8月後半は授業設定日。
その夏期補習に並行して部活の練習、練習試合、大会は勿論のこと、担任のクラスの三者面談、一年生と三年生の学習合宿の引率・指導、夏祭りの巡視に県での研修と盛り沢山。
うちの職場では「夏休みは早く終わってほしい」という言葉がよく聞かれます。
冬期は冬期で3年生は年明けは1月4日からと言いながら実質2日から学校は開ける。センター近いしね。
そんな感じの自分の勤務状況。
なんでこんなに補習などをするのかというと、地方、しかも裕福じゃない家庭が多い地方のうちの県では予備校や塾に通わせる余裕のある家庭は少ない。
それどころか自分が勤務時ている学校の周りにはマトモな塾すらない。
そんな学校で生徒の進路希望をかなえさせるためには教員がサポートするしかないのですよ。
だからうちの学校の学習・進路指導はものすごく手厚い。希望者には毎日添削課題を与えて個別指導してる。まあそのせいで毎日ゆっくり昼飯食ってる暇もないんだけど。
で、もちろんこれはあくまで一例であって、みんながみんなこんな状況じゃない。
運動部顧問じゃなければ結構楽になるし、補習は五教科以外しないので体育や音楽の教員は長期休業中かなりまったりしてる。
それに、自分も今は普通科進学校にいるのでこんな状況だけど、実業系(工業・商業等)に行けばここまでの補習はないので長期休業中はかなりゆとりが出来る筈。
http://anond.hatelabo.jp/20121117212027 の日記を書いた者です。 あくまで自分の勤務している自治体(県)限定のお話ということを確認しておいてほしい。 進学校でも他の都道府県だとここま...