2011-12-02

最後に笑うのは

深夜に啜るコーヒーは格別にうまい

ここから見える東京夜景も綺麗だ。

さて、俺は今仕事関係の資料作成で実は忙しいのだが、

そんなことどうでもよくなるくらいのことがあったので書く。

完全自己満な、

ブログでやれってレベルなのだが。

彼女にフラれた。

彼女は、俺の何も知らなかった。

いきなりメールが来たのだ。

別れようと。

そんなメールでなんて無粋な別れ方するような、

頭の悪いヤツじゃない。

彼女は素晴らしいくらいに常識的だからだ。

そして俺のことを愛してくれていた。

から、そんなメールがくる寸前まで

別れることになるだろうとは、夢にも思わなかった。

予約したディナーはどうする。

お台場メモリアルツリーのイルミネーションを見に行く話は。

明日行こうと思っていた、アクセサリーショップの話は。

そういうことを考えてしまっていた。

クリスマス年末前なのにも関わらずこうなるとは。

今まで、それが悩みだった。

どうやって別れるかが。

意図せず舞い込んできてくれたのだ、チャンスが。

付き合って1年たつが、仕事のことを含め実はあるプランを立てていた。

プライベート時間を割くということは、そのプラン邪魔だったし、

俺は四股をしていた。

勝手なことだが正直四人も相手してられなかった。

そして、別れた彼女ではないその中の一人が、俺は本命と考えていたのだ。

他にも色々な事情があり、縁を切りたくなった。

しかし、好きな気持ちがあったのは真実だ。

から悩んでいたのだ。

「本当に愛しているよ」と言った俺の言葉を、

から別れを切り出すことで嘘と思わせたくなかったから。

傷つけたくなかった。

フラれたのは

そう思っていた矢先だった。

俺がフラれるということは、

心理的に、俺が被害者、相手が加害者となり

俺にとって最高の構図だった。

殺したいと思った相手へ自分が手を下さずとも、相手が自殺してしまうような。

別れた理由は俺が特段わるいことしたわけでもなく、

心のすれ違いのようなものだ。俺からすれば取るに足らないことだったが。

とにかく、決定的に俺に過失があるわけでなく、

俺は被害者となりえた。

泣いたふりまでした。

彼女自分が正しいと思い込んでいた。

最後まで、彼女は気付かなかった。

俺の性格の悪さを。

俺の本当の考えを。

俺が演じ切っていたことを。

俺がうまく取り繕っていたことを。

俺が利己的な人間で、浮気も意に介してなかったことを。

俺が本当はそこまで愛してなかったことを。

彼女は俺のことを何もしらなかった。

彼女は本当に頭が良かった。

頭脳明晰だし、様々な方面の知識へも明るく、

それだけじゃない、

コミュニケーション能力

ステークホルダーとの付き合い方、やりとり、かわし方。

どれをとっても、同じ年の女性でここまでやりきれる人は見ない。

そこに惚れたんだが。

から、洞察力も半端ではない。

俺の行動や言動の節々から、ある問題点を感じ取り、

付き合っていけないと察し、別れるに至ったわけだ。


俺は今までいろんな女性をだましてきただろう。

本当に愛しているわけでもない女性でないのに、虜にしてきた。

でも今回は初めて見破られたのだ

「愛している」というクセに、二人がずっといるための最善の行動をとっていないことを。

正直驚いた。

そこまで気付いてくれたかと。

何の手を下すまでもなかった。

弁解もした、真実味を出すために。

ギリギリまで自分の気持ちを話した。

但し、深追いはしなかった。

復縁なんて望んでいないから。

真実には気付かないでいてくれたのだ。


今、何に興奮しているかって、

ここまでうまく物事が運ぶと思っていなかったからだ。

からそう、こういうやり取りは、自分の思い通りにいく。

付き合うとか別れるとか、

相手を手玉にとって、感情ですべてコントロールしてきた。

今回も思ってもいないことが発端で、俺の理想的状況に達した。

彼女は手玉に取られたことにも、気付いていない。

完璧にこなした。


そして恐らく、彼女が最も傷つくのは

俺が彼女のことを本当は心から愛してなかった、という事実だ。

それをうまく隠し通せて、

どうにか、知られずにすんで。

本当に良かったと思っている。

全てがうまくいった。

  • よく思うのだが、「心から愛する」などということがあろうか。 たとえ一瞬そういうことがあったとしても、人の心など変わる。 雲の流れや風向きを信じるようなものだ

  • 叙述のレベルが中2の作文ぽい…仮に語られてる内容が本当だとしても下手な創作(三文エロ小説)みたいに感じてしまう。

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