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2023-08-20

船乗りたい、船!

ここでいう船っていうのは、巨大フェリーと小型漁船の丁度中間くらいにある、言うならば連絡船のような船、具体的にいうと明石淡路島を繋ぐジェノバラインみたいなやつですね 

あれに乗りたい

連絡船、何がいいって、乗り場がいいんだよな

・港系の場所しか見ない、緑単色みたいな感じのノペっとした床とか

・なんか薄暗い感じ ハッキリ薄暗いっていうより、うっすら薄暗い 二重の薄さ むしろ外光がかなり取り入れられてて明るいくらいなんだけど、一方で確かに薄暗くもある

・うっすら磯の香りがする感じ これもうっすらという感じで、たとえば漁協建物なんかとはかなり趣が異なる

・乗り場に続く通路が外と直結してるからちょっと野外みたいになっている空気感

野球場みたいな安っぽい固いプラスチックのイス

このあたりの要素が組み合わさって独自アトモスフィアを醸し出している

連絡船に乗りこんだあと、観光客でいっぱいやろなあ…と思いつつ甲板に出たら、思ったより全然人がいなかったりするのもイイ

ジェノバラインなんてマジでしか甲板にいなかった瞬間があった 初秋で、風が強くて、歌い出したいくらいだったな

連絡船の中で、イスに座って、吊り下げられたモニターに映ってるどうでもいいバラエティ番組を見ている爺さん婆さんの集団 アレもいい

たぶん連絡船が完全に日常になっていて、外なんかべつに見なくたっていいってことだよな

それは実際、結構憧れるようなあり方だと思う

俺も、船窓に興味がなくなるくらい同じ船に乗ってみたい 

一方で、窓に貼り付いて外を見たり、落ち着きなく船内と甲板を往復したり、そのくらい浮ついた気持ちにイチイチなるくらいの非日常として連絡船とは向き合いたいという気持ちもある

淡路島に住むべきなのか?

2020-07-19

淡路島紀行

去年の9月くらいに彼女淡路島行ったんだよ

良かったんだよなあ…

ちょうどいい感じに晴れててさ、雲ひとつない!ってほどではないけど、気持ち良い秋晴れだ 気温も暑すぎず寒すぎずでちょうどいい

淡路島は大して遠くない 隣県だし船にも乗るしで気持ち的にはけっこうな遠出なんだけど、まあ2時間そこらで行ける ぜんぜん日帰りできる

で、まあ行くわけですわ 

神戸三宮で一回乗り換えがあるんだけどこれがまた良い 俺三宮好きなんすよね 道が広くて海が近くて、なんとなくオシャレで、でもちょっとゴミゴミしてるところもあって… 洒落てていいとこなのに気を張らないでいい ホントいいとこだと思うよ ちょっと妬ましいくらい良い 乗り換えのホームから街を見るだけで嬉しい

で、あんまり乗らんJRにのって明石に行くわけだ 明石はまた趣が違って全然シャレてない いや、そりゃ俺の地元の寒村よりは何百倍も良いけど、さっき三宮をみたばかりだからな 港町っぽさを強く感じる 駅からジェノバラインまでの道しかいたことないけど

ジェノバラインだ!名前がカッコいいし、やっぱ船はいいよなあ バス使ったほうが早いし楽なんだろうけど、船に乗りたくていつもジェノバラインのほうに行ってしまう いつもつっても2回しか乗ったことないけどな

とにかく良い 船室のまばらに埋まった座席、船内モニターテレビを見る爺さん婆さんもいいし、甲板に出て感じる風もいい このときマジですっげえ風吹いててわりとすぐ退散したけど、気持ちよかったな 

淡路島に着く 今回はチャリを借りる計画だったんで、岩屋フェリー乗り場をうろついて観光案内所を探し、公的機関特有のショボさがあるママチャリを借りた ちょっと不安になるくらいボロいけど、まあ動くしOK

で、チャリを漕いで北上道の駅あわじに行くわけですわ この道は平らで良いんだけど、わりと狭いし結構分かれてるしで不安にもなる 路駐軽トラを避けて車道に出る瞬間のスリルスリルってほどいいもんじゃねえなあ… でも海は見えるし、だんだん明石海峡大橋が近づいてくるのもステキ

道の駅あわじは良い 下調べしていた海鮮丼屋は昼時なのもあって盛況で、席の確保にちょっと苦労した気がする 鯛の刺身丼としらす丼を頼んだけどどっちもなかなかオツな味だったな とくにしらす丼が良かった記憶がある 温度がよかった

売店いちじくソフトなんてものも食べた カップに入った凍ったいちじくの上にソフトクリームが乗せられたもので、組み合わせのシナジーはとくに感じられないもの普通にうまい 道の駅あわじの売店ソフトクリームは妙にうまくて、はじめて来たときネタ気分で頼んだ「しらすソフト」なるものがそのソフトの力で普通ソフト以上にうまくて驚いたな

そして、今度は南下して明石海峡公園に行く

この道は長い 4キロある 平坦だし海沿いだし天気がよくて気持ちいいんだけど、なんせヘボいママチャリからけっこう疲れる 途中で休み休み行ったっけな 彼女のほうが元気だった気がする

フェリー乗り場から南に行くにつれて民家とかが少なくなって道も広くなり、「海沿いの国道」以外の要素がなくなっていくんだよな 途中から歩行者が少ないのか歩道雑草が生えてたりして、自転車むちゃくちゃガタガタしたりしたけどそれもまた味だった バッタがすげえ数いて轢いてないか不安だったのはイヤだったな

海沿いを自転車で走るのはいい 海つっても内海だし、自転車つっても観光案内所貸し出しの信じられないくらいオンボロのやつだけど、それでもやっぱりいいものはいい 爽やかだったなあ

明石海峡公園公園つってもオープンなやつじゃなく、入場料がかかるタイプ 目的はなんと言ってもスワンボートに乗ってみること! 

スワンボート貸し出し所のオッチャンがぶっきらぼうで怖かったけど、ボートに乗るのは楽しかった 2人ともペーパードライバーから教習所思い出すね、なんて言いつつ池のコースを回った 最初は壁にゲキトツしまくってたんだけど最後の方にはかなりスムーズに動けるようになったな 運転というか舵取りは途中から彼女になげて、俺は漕ぐ方に集中してた 彼女が楽しそうにハンドルを回していてよかった 鯉もおったな

スワンボートが終わると、わりと疲れてるし自転車の返却期限は近いしで公園を出ないといけない感じだった 明石海峡公園そもそも馬鹿かいし、全然見切れてない また行きてえな

帰り道の自転車はキツいかと思ったけど、案外いけたな というかあまり記憶がない いつのまにか島を出ていた

明石といえば明石焼き 現地ではたまご焼きと呼ぶらしいそれの有名店が近くにあったから行ってみたら、常に行列という前評判に反してスンナリ入れた 明石焼きはうまかった 滋味があった 食感がよかった 5,6人しか入れない店の狭さがカッコ良かった 地元民がバンバンテイクアウトに来るのが面白かった

食べ終わって店を出て、そして気がついたら家に帰りついていた 遠出の帰りは記憶が飛びがちだ

淡路島、また行きてえなあ

9〜10月くらいの、暑さが終わって涼しくなり、しかし寒くはないあの時期 あの時期にまた遠出がしてえよ 無理かなあ 淡路島くらいなら許してくれねえかな

 
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