2023-11-06

ゴジラみた。

感想

面白かった。

でもシナリオ違和感

もし自分アメリカ人なら素直に楽しめたかもしれない。

戦中戦後をほどほどに知っているからか、各人のセリフ舞台、話の展開に違和感がすごいあった。

以下ネタバレを含む。)

だって当時の日本人玉砕せずに逃げたときの負い目は本当に壮絶なものだったし、特攻に子をやる両親が「生きて帰ってこい」などというはずがないし、45年12月東京瓦礫の山ではないし(東京大空襲から半年以上経っている)、

米ソ対立がまだそんなでもなかった47年に米軍軍事行動を避けたいっていうの変だしそれを理由軍艦を返すのは無茶苦茶だし、てかまだ東京裁判中だし誰がその船動かすんだって話だし、

朝鮮戦争前の碌な産業がなかった当時に女性銀座事務で働けるわけないし。

まあその辺りは枝葉末節なのでいいんだけど。

 

やっぱメンタリティの部分だよね一番の違和感は。

戦後間もない人たちが「いのちだいじに」が基本指針なわけないじゃん。

戦後復興のためにどれだけの人間が命を賭して頑張ってきたと思ってるんだ。

東海道新幹線首都高速黒部ダム、その他数多くの現代社会を支えるインフラ戦後の人たち、戦争を生き残った昭和の人たちの犠牲の上にある。

というかほんとつい最近まで命より仕事の方が大事だったじゃん、KAROSHIは戦前言葉じゃないよ?

戦争が終わったからって人間が入れ替わるわけじゃないんだよ。

メンタル戦前戦中のままに武力に費やしてたリソース経済活動に全ツッパして走り抜けたのが昭和という時代だよ。

なのにゴジラをまえに全員助かるつもりで戦おう!みたいな?おまえらみんな令和からタイムスリップしてきたのかよ、ってくらい現代的な価値観物事がすすんでいくので現実日本とのギャップをどうしてもすごく感じてしまった。

 

でもその違和感を感じない状態、つまり自分日本のことをうっすらとしか知らないアメリカ人にでもなったつもりでこの映画を見たとしたらかなり楽しめたと思う。

映像頑張ってるし、歴代最高レベルゴジラカッコいいし、音楽タイミング最高だったし、展開はベタベタだけど綺麗に終わったし。

典型的エンタメハリウッド映画って感じでとてもよかった。

  • 庵野「ふぅーん…」

  • 全体的に喋りすぎ。 鬼滅の刃の第一話見たときくらい「ここまでセリフで説明すんのかよ」って思ったね。 沈黙を許さない演出。

    • 色々総合してゴジラがどこまでウケるのかはわからないけど、少なくとも鬼滅に関してはその「わかりやすさ」もヒットした要因だからなあ

  • 見なくてよさそうね

  • 玉砕せずに逃げた負い目? あるわけないだろ。 1945のベストセラーは誠文堂新光社の英会話ハンドブック。 死んだ奴らは大義を果たしたが、生き残った連中はいともたやすく大義を捨て...

    • リベラルは日本人ではなかった?

      • リベラル朝日は戦中はガンガン戦意高揚記事を書いて 負けたとたんに一億総懺悔と言い出した、真っ先に大義を捨てたブタよ。

  • これは全部ほとんど同じこと思った ただやっぱ最後主人公の嬉し泣きで全部どうでもよくなったよ、俺は

  • 相手がなんかようわからない怪物だから「なんかようわからない怪物には流石に殺されたくない」ってなるのでは それこそ戦後復興それに連なる過労死と単純比較は難しい気もする

  • 米ソ対立がまだそんなでもなかった47年に米軍が軍事行動を避けたいっていうの変だし ヤルタ会談ってのはソ連で行われてる。

  • 黒部ダムで働いていた人たちも別に命をかけてまでダムを作りたかったわけじゃないと思うよ。

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