2023-03-28

家族認知症を疑っているが、本人が受診を嫌がっている場合について

やっほー、精神科看護師増田だよ。

認知症のことが最近話題になっているからお昼休みに書いてるよ。

私は看護師の中でもそんなに賢くない方だから読みづらい文章になると思うけど。

いろいろな方とお会いしていると、やっぱり早め早めにいろいろなところとの繋がりを持つことが大事だと感じています

ベタだけどとくに「人との繋がり」は強いカード。逆にいうと繋がりが弱い人はトラブル脆弱だし、認知機能に限らず本人に余裕がなくなってくると人との繋がりが弱くなる。

防御力でもあり、ライフでもある感じ?

から、まずは何はともあれ、医療機関に繋げたい!

でも本人は嫌がる!どうしよう!……っていうのが界隈ではよくある悩みなわけです。

そもそもさ、最近ブクマでも「認知症は脳の死だから安楽死を認めるべき」みたいな論説が目立って見えるくらいだからね。

「オレが社会的に死んだと思われる!」「死ぬべき存在になってしまう!」っていう恐怖は計り知れないと思う。そりゃ、どんなに困ってても否認したくなるのが普通だよね。

スティグマの影響は本当に計り知れないから、本当にみんなが生きやす社会になってもらいたい)

ですので、ホントに過剰に感じられるくらい、オーバー相手自尊心配慮することがコツだと思います

では、家族から相談があって、過去に上手くいった事例を少し紹介するね!



1.かかりつけ医相談

普段から内科とかでかかっている先生がいたら、そこと連携するのはオススメ。いきなり精神科心療内科とかはかなりハードルが高いよ。

信頼できる先生から言われると結構、聞いてくれたりするみたい。

2.家族も同様に受診する

配偶者の方も同じ検査を受けるから付き合って……などで上手くいくケースもありました。夫婦検査となると一緒に行くってノリにもなりやすいですよね。

3.健康診断脳ドックなどと伝える

認知症という言葉ちょっと重たいので、そう伝えずに脳の機能検査と伝えるのがよかったケースもありました。

「〇〇歳の節目だから」なども結構いい感じ。

4.他の病気検査という

認知症検査をすることで他の病気が見つかる可能性もある、という言い方も結構入りやすいと聞いています

5.もの忘れ検査という

もの忘れには自覚がある方も多いので

6.孫に協力依頼

孫は強いカード

7.地域包括支援センター保健所警察連携する

物盗られ妄想などで家族にも拒否的な場合には警察受診支援をしてくれる場合もあります

地域包括支援センター普段生活しているとあまり関わりがないと思いますが、名前だけでも頭の片隅にいれておくといいと思います



家族認知症の方がいらっしゃると、本当にいろいろと大変なことばかりの生活かと思います

家族介護者の教育的な支援ピアサポートなども以前に比べると充実してきていますので、ぜひご活用ください。

最寄りの役場などにも問い合わせてみましょう。

困っている方に「病気理解し症状とうまく付き合うための支援」「本人や家族地域とつながり続けるための支援」「当事者同士の出会いや関わりに対する支援」が届いて、お一人であるいはご家族で抱え込まずに済みますように。ご本人もご家族自分らしく生きられますように。

  • キミいつも書き出し〜頭2、3行が同じなんよ 様式美なん?

    • なんか可哀想な気持ちになった。勘違いで見透かしたような気になっているとしたら、ひどく傲慢な方か、少し調子が悪いか、偏差値にこだわらない生き方をされてきた方なんじゃない...

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