2017-03-28

彼女ゼルダにはまった

 同居中の彼女Switchゼルダにはまった。子供時代スーファミRPGをやって以来らしい。最初は私がプレイしているのを見ているだけだった。道を逸れてイノシシなどを狩っていると「早く話を進めろ」などと言う。寄り道が楽しいゲームなのに。少し喧嘩をした。その時は「一緒にアニメを見るのはいいけど、ゲームを見てるとイライラする」と言われた。

 なのに翌日「やってみたい」と言い出す。セーブデータは1つしか無いのだが、本体メニュー複数プレイヤー登録できるようだった。彼女アカウント登録する。アイコンは赤ピクミン。ちなみに私のアイコン風のタクトゼルダである普段は全くゲームをしない彼女が遊んでくれるのが嬉しくて、最初の1時間くらいは最大限のホスピタリティおもてなしをした。だいぶ疲れて、またちょっと喧嘩をした。

 さらに翌日、帰宅すると彼女ゼルダをしていた。Switchは片付けておいたのに、自分ケーブルを繋いだらしい。「寄り道確かに楽しい。私が悪かった」と言う。その楽しさを知ってしまったらもう落ちたも同然である

 家にいる時間の何割か、彼女コントローラを握っているようになった。少し前までは帰宅するとすぐにハグを求めてきたものだが、最近テレビの前から動かない。多少の寂しさはあるものの、構わなくていい気楽さと「こっちの世界」を知ってくれる嬉しさが勝る。私もゲーマーだった時期が長いので、ずっとハイラルにいたい気持ちは十分に理解できる。私自身も深夜などにちまちまと進めているが、家にいる時間彼女の方が長いので、そろそろ追い抜かれそうだ。

 今日今日とて、帰宅を伝えるメッセに返信がない。「ゼルダ?」と聞いても既読すらつかない。帰宅すると、今日は馬をつかまえたいと抱負を語る。

 日付が変わる頃から定期的に「もうやめる」と口走る装置になっていた。私が風呂に入って出てきたところ、魔物に殺されて「死んだ、やめる」と呟きながらコントローラを放さな状態だったので、タイミングを見計らって本体サスペンドボタンを押した(リセットや電源を押さずに済む、良い時代である)。「止めない方が良かった?」と聞くと「いや、自分ではやめられなかった」と言う。19時からやっていたらしい。6時間。なかなかのものだ。

 ダメ人間だなぁと思う。これまで家族的な存在が私よりゲーム時間が長いということはなかったので、初めて家庭内ゲーマー客観視している。想像以上にダメ存在に見える。本人にそう伝えたら「ひどい」と言われたが、特に心は痛まない。ゲームをしていた人間は雑に扱われて当然の存在なのだ。これまで自分がその立場だったので大変に愉快な気持ちである

 この日記を書いてたら「眠れない...」と言いながら起きてきた。6時間もやれば神経も高ぶるだろう。本でも読んだらと提案すると「実はスマホプレイ動画を見ていた。すごい人はすごいうまいプレイ動画面白さがわかった」と言う。そうかそうかと返す。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん