2011-09-19

無能な人ほど会社に残る」3つの理由

なんか炎上しそうなタイトルですが、最近ホント感じます。皆さんの周りでも、この感覚ってありませんか?

僕の周りでは、自己表現が下手で、会社以外の活動なんかほとんどしない人ほど、会社という枠に凝り固まります

そうした方々が会社に残る理由は意外と似通っており、3つほどあるように思います

1. 情報統制

この点、象徴的なのはAさんでしょう。彼は部下が個人プロジェクト制作したウェブサービスを、「リスクから」という理由でお蔵入りにするという経験をし、部下に対して「勝手なことするなと思った」、と語っています

Aさんに限らず、このブログをお読みの皆さんも、どこかでこの種の「勝手なことをするな感」を体感したことがあるはずです。社内からフェイスブックツイッターアクセスする、という部下や同僚も少なからずいるようですし…。個人と組織の問題は、今後ますます課題となっていくでしょう。

2. 時間・場所に縛られる楽さ

非活動的な人であればあるほど、「月〜土、8〜22時出社」という縛りを楽に感じてしまうようです社畜の代表格のBさんのように「週6日会社に出勤する」という生き方がまだまだマジョリティです

特にからサービス残業」という言葉も定着しており、多くの労働者が「会社に行かなければクビになるんじゃないか?」と思い込んでいるようにも感じます

CP(cost performance)」という経営戦略も話題になっています。今後は、結果主義でも生き残れない価値の低い人材であればあるほど、時間・場所に縛られることを「楽」に感じるでしょう。

3. 収入面で会社にいるしか理由がない

土日やアフター5の活動(サービス残業休日出勤)を行っていく中で、収入を増やすチャンスが生まれません。始めは月3万円(残業代)でも、活動を続ける中で、業績悪化やリストラなどでそれすら無くなるはずです

収入の確保が難しいですが、生産性の低い、得るものも少ない労働ですので独立転職も困難となります

シェアハウスで暮らせば、そもそもの生活費を抑えることも可能ですが、毎日午前様という生活ではそれも困難となります。僕の知人の中には、住宅ローンがが約10万円(都内在住)、という方もいます。Cさんにいたっては、ローンが払えず固定の家を無くしてしまっています

もう部下がいる壮年世代だと特に収入面の不安会社に居続ける大きな理由であるように思います収入面での不安を払拭できないため、「会社にいる理由」は強く残ります

会社ビジョン共感している状態(自分の目指すこと=会社の目指すこと)にならば、これらの理由は一気に吹き飛ぶものですが、そもそも経営陣にビジョンがない/ビジョン以前に労基法も守らない場合も多いので、なかなか希有な状態です

ある広告代理店の人事部の知人は「無能中年ほど会社に残る」と語っていました。低レベル仕事重要になればなるほど「無能な人ほど会社に残る」という事態は広がっていくように思います

というわけで、「無能な人ほど会社に残る」というテーマを、3つの切り口で考えてみました。皆さんはどう思いますか?トラックバックブコメにてご意見募集中です

元ネタ:「面白い人ほど会社を辞めていく」3つの理由

http://www.ikedahayato.com/?p=4983

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