2007-08-25

http://anond.hatelabo.jp/20070825012540

人間モデルはちょっと禍福パラメーターが複雑すぎるので企業に喩えてみる。

前提:

企業が活動するときは、ビジネスドメインが必要。

そこに経営リソースが集約したほうが効率的。

でも、企業には多角化という戦略もあって、いろいろなパターンがあるよね。

適当にぐぐったらパワーポイントの図しかなかった。3-2の図をみて

http://www.t.daito.ac.jp/~t036587/bus-sys-semi1,2/04/5th.ppt

通常、理系研究者はつぶしの効かない専業型をとる。(和菓子屋は和菓子しかつくりません!みたいな感じ)

この理由については深さこそが幅だと言い切るような元増田の弁を借りたい。

追求しつづければいくらでも深さを追えるからだ。

だが、企業としてのその規模を大きくできるか、継続性があるかには疑問が残る。

何か素晴らしい技術を編み出したとしても外部協力先に恵まれていなかったら生きている間に認められるのは適わぬ夢だ。

幸運に恵まれなければ先に経営リソースが尽きることだってあるだろう。

つぶしがきかないことこのうえない。

そこで、多角化戦略をとる企業が現れる。

企業が多角化の際にとれる戦略は、

垂直統合型多角化:

研究者才能の垂直統合を表現するのは難しいな・・・。

企業などの組織と手をくんで基礎研究ほどほどに製品化、発売、はたまたサポートまでやるようになケースだろうか。

専業型よりは資金面でリスクを軽減できる。

本業中心型:

ドメインとなる研究をきめた上で他の研究者に関連研究をさせるような形。

よほどドメインとなる事業で実績、稼げていないと難しいだろう。

専業型が出世して自分の研究室をもつにいたるような多角化形態だろうか。

関連分野型:

ダブルメジャーとよばれるスタイル

それぞれ別分野だが「ある目的のために」過去の実績や人脈などのリソースを共有することができる。

後にジャンルをつくりだすほどパイオニアになるのは関連分野型で責めた研究者が多い。

イタメシ屋がイタリアン雑貨店をはじめるようなものか。

非関連分野型:

おそらく勢いあまってサッカーにまで博識な人物というのはここに属す。

まったく関係ないジャンル経営リソースを分断する。

とても非合理に見えるしノウハウなどの共有もできない。

商売で喩えたら豆腐屋と肉屋を同時にやるようなもの。

さすがに豆腐屋と肉屋はムリがあるが、自分がおもしろな!と思えることにあれこれ手をつけ続けるとこのような多角化戦略になる。

それぞれが関連していないので、なによりリスクに強い。

ただし、それぞれで採算が取れている必要がある。

博士でも名を成していて、サッカーに詳しいことでも有名。

このような他分野を同時に成功させることができれば、ブランディングが確率し後半優位に事業展開がおこなえる。

ただ、リソースがどうしても分断されてかなり苦労する。

それぞれの活動がどれも芸の域にとどまってしまうと不幸いがいの何者でもなく、多芸は無芸と評される。

芸を才として認めらてこそなので、序盤の苦戦は深刻。

ジュリアナつくりながら介護ビジネスするようなものか。

ま、各個撃破できている間はまだ目があるんじゃないのかな。

俺みたいに興味があるものはかたっぱしから手をつけだしちゃうとリソース不足に泣くことになる。

記事への反応 -

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん