はてなキーワード: YS-11とは
中国とアメリカが航空機の型式認証について相互に認証し合うことで合意した。
https://thepage.jp/detail/20171114-00000009-wordleaf
これからの航空機ビジネスを大幅に変えると同時にMRJの死刑宣告に等しいニュースであるにも関わらず
国内では反応が薄いのでここに吐き出す。
MRJは周知の通りであるがアメリカ(FAA)の形式認定の高いハードルを超えることが出来ずに設計変更を繰り返し
この協定の中身は航空製品の耐空性能評価で、中国民用航空局(CAAC)がFAAと「相互認証」するもので
つまリ中国の基準をクリアさえすればアメリカでもクリアしたとみなされる。
まだ部品だけなのでアメリカで実際に飛行するなら実機でのFAAの試験が必要だが
『部品の試験がパスされたというだけでMRJよりも先の段階に進んでしまう』ことになる。
ARJは今までは中国国内でしか使えない国内専用機だから競合しないと言われてきた。
これによって一気に情勢が変わってしまうのだ。
ARJは輸出のハードルがぐんと下がった。
性能は一段差あっても圧倒的な導入コストのやすさはMRJには太刀打ちできない。
そして燃費や信頼性、サプライチェーンの充実度を考えるとエンブラエルのE2と大差ない。(燃費自体も原油価格の低下で顧客からそれほど重視されなくなった)
MRJは実質的にこれを持って生きる屍と化した。指揮者が懸念していたとおりYS-11の二の舞いという悲惨な結果を座して待つのみだ。