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2016-10-05

君の名は。』を観て細田版『時をかける少女』を思い出した

妹に「すっげー感動すっからマジ見てみ」と言われて『君の名は。』を見に行った。全然感動しなかった。

体が入れ替わったからって、どうしてお互いのことを好きになり始めるのか全く理解不能だった。

しかもお互いに記憶が失われているんだったら、何か気になって「君の名は?」とか聞くまでに、

「あのー前に会ったことありましたっけ?」とか聞くだろ、つかこれじゃベタナンパだろ、とか思った。

そういえば、大昔に細田守監督の『時をかける少女』を見たときも、友人に「マジ感動するから見てみりん」とか言われて見に行った記憶がある。

でも、全然感動しなかった。「あれ、これってどこらへんが感涙ポイント?」的な感想しか思い浮かばなかった。

未来でお前を待ってる」と言われても、「えーでも再会するときヒロインおばさんになってるよ?」としか思えなかった。

から「感動するよ」と言われて見に行った映画で感動したことがない。

アニメではないが『西の魔女が死んだ』という映画も薦められて見に行ったが、見終わった後「( ゚д゚)ポカーン」としかならなかった。

みんなは「ダッシュツダイセイコウ」で感動するの? なんで? キム兄タンクトップキモいから

ま、それはともかく、恋愛もので感動できないのはたぶん自分恋愛経験がないからだろう。

逆に『ドラえもん』幻の最終話CGアニメ化済み)のような、友人との別れもの結構泣ける。

これは自分引っ越し経験があって、親しい友人と二度と会えなくなるという辛い経験をしてきたからだろう。

ようするに、作品鑑賞というのは人生経験大事なんだよね、当たり前だけど。

自分はどんな恋愛ものを観るたびに「( ゚д゚)ポカーン」としてしまう。

男が女に恋するのはまだ何となく理解できるけど、女が男に惹かれるシーンがどうも納得いかない。

真田丸』で真田信幸本多から嫁いだ吉田羊が突然信幸に抱きつく場面が納得いかず、母親質問したくらいだ。

(答えは「(夫が前妻にばかり気が向いていることに対する)嫉妬で火がついたんだよ」だそうだ。そうだったのか?)

恋愛ものって、まるで中東アフリカ紛争の話を聞いているときのように、

まるで別世界ファンタジーの話にしか思えない。

恋愛という意味他人に強く心惹かれたことも、他人から強く執着されたこともないので、恋愛もの全然現実感がない。

自分にとっての「好き」はマンガなら「週刊誌で一度読んでいても全巻コレクションしたい」程度の意味であって、

人間に対していえば「写真を撮りたい」「近くで眺めていたい」と思う程度のことだ。フィギュア鑑賞と同じ。

恋愛もので描かれているように一緒にいたいとか、相手のことが知りたいとか、理解し合いたいという感じではない。

たぶん多くの人に自分宇宙人のようだと思うだろうし、自分には一般人宇宙人しか思えない。

とりあえず、ラストシーンはこうしたら良かったんじゃないか

瀧は三葉の名前を聞かずにパイ揉みしてダッシュで逃げるが、あえなく準現行犯逮捕

瀧を捕まえた警官が尋ねる。「君の名は?」

 
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