はてなキーワード: スリーカウントとは
ちょっと前の話
別れた男と顔を合わせる機会があり、何となく流れで2人で酒を飲んでいたら、かなり露骨に誘うような雰囲気を出してきた。
私にはその頃、決まった相手がいなかったので、朝家を出る前には、今日はセックスをする日になるとは思いもしてなかった。
だから下着も普段用、その他もろもろノーガードで、面倒くさい気持ちも多分にあったけれど、
別れた理由が、他に好きな女ができて付き合うことになったという、私が振られる形だったこと、したがって未練や心残りもあったから、
まぁ大人同士こういうこともあろうよ、振られた男の見え透いた誘いに乗るという侘しい体験も、一度ぐらいなら人生にコクが出て悪くないかもしれない、と。
彼の家は、私のマンションとは真逆の方向なのにわざわざタクシーで送ってくれるという、分かりやすすぎる誘いに乗って
家の前でタクシーが止まった時にはもう取り繕うこともないかとそのまましれっと二人でタクシーを降り、私は彼を家に上げることになった。
家に酒は置いていないので、コーヒーでも淹れるかなぁとお湯を沸かしながら、コーヒー飲む前に始まるんじゃなかろうかとか考えていたら
案の定、後ろから抱きつかれてそのままソファに導かれて始まった。キスされて脱がされてあーだこーだ、
なんか慌ただしいな焦ってるのかな、とは思わないでもなかったが、彼は私を振った理由の女性とまだ付き合っているはず(伝聞)で、
気持ちが上ずるようなこともあるのかもしれない、とぼんやり余計なことを考えていた。
で、いざ入れられたら本当にあっという間に出たらしくて、あっという間に終わってしまった。
おい。
私は、未練が残っている男にかなりしつこく誘われて、セックスが割と久しぶりで、なおかつ振られた男(彼女あり)に誘われるままにという
侘しい気持ちを体験する若干のワクワク感もあり、もう少し濃厚もしくは乱暴なことが繰り広げられるのかと期待していたのだが、あっという間。
このいたたまれなさを私が受け止める義理も気力もさすがになく、眠いからと早々にお帰り願ったのだが、後日、旨いものをくいに行こうと誘われた。
うん。それなら今度こそもう少しまともなセックスになるのだろうかと、それなりに心の準備などもして臨んだのだが、また、あっという間。
彼は彼女(かなりうまくいっているらしい・伝聞)もいるし困ってることはないはずだが、逆に背徳感が彼をはやらせたのだろうか、とか、
伝聞と事実が異なる(うまくいってない?)のか、などと色々考えてみたが正解が分かるはずもない。
気まずいなぁと思っていたが、その数か月後ぐらい、また同じように誘われた。のらりくらりとしたもののやはり侘しさへの好奇心と性欲が勝って
高くて旨いものをごちそうになり。また、あーだこーだあったのち、あっという間。
思い返せばその昔、彼と初めてする時も、半ば強引に押し切られた上に、すごくあっという間だった。
はやる気持ちが早くさせるのは女の私でも何となく理解できる。それでも、付き合っていた時は、みじかっ!ということは無かったが。
そんなにあっという間なら、なぜ時間をかけて金もかけて、割と酷く振った女とやろうとしたのだろう。それも三度も。
別れてからしばらく時間が経っていて、その分私は年もとって魅力は減った。劣情が深まっているとは考えにくい。
逆に男性は年齢を重ねると遅くなるとも聞くし。また、順調(伝聞)な彼女も居て溜まっていたとも思いにくい。