主語がでかくなるのは
問題意識が強く
自分のそれに対する意識の大きさを合致するように、殊更に大きな主張をする
と言うシーンで起こりがちなのではないか
で、「一人で盛り上がってテンション上がってる人」というのは政治問題に傾倒したりするし
今はそれがサヨクって呼ばれているだけ
つまり
「一人で盛り上がってテンション上がってる人」が主語を大きくしがち
かつ
「一人で盛り上がってテンション上がってる人」はサヨクになりがち
ちなみに「一人で盛り上がってテンション上がってる人」っていうのは他の領域でも発生する
ウヨク側にも発現するし、フェミニストや危険厨、表現の自由を訴えるオタクのような部分でも起こる
ただ一部の領域については「そもそも自分らがマイノリティだとわかっている」とか「最大限主語を大きくしてもたかが知れている」ということもあるので目立ちにくい場合もある
よく使われるのは「日本人」とかだけど、昔はこれ「我が国」とか「わが帝国」とか我が◯◯ってイメージが有る
これは単なるイメージだけど
増田はいくつかの種類のエントリーによって構成され、それらが時に結合したり、交錯したりすることで日記が積み上げられていく。それゆえ、増田の全てのエントリーをひとつの文脈に位置づけることはできない、つまり「増田は(通して)読めない」。この状態を増田における分裂した文脈(分裂文脈)と呼ぶことにする。
…… Aノイズ → Bノイズ → 沈黙 → ヒットエントリー → Aノイズ → Aノイズ → Bノイズ → Aノイズ → 沈黙 ……
増田における分裂文脈は、増田の特色を代表するものである。しかし、それは特色であると同時に読みにくさでもある。現在の増田の特色を温存する一方で、個々のユーザー対しては、分裂した文脈を効率よく整理する機能の提供が望まれる。
仮説
議論の参加者は、自分の投稿が周囲に評価され、以降の投稿で引用され、やがて議論が収束することを望む(「自分は特別である」「自分は選ばれし人間である」「自分を褒めて欲しい」)。しかし、『増田』においては、誰にとっても「自分の意見を表明すること」が第1の目的であるため、議論の発展的解消は達成されず、別の投稿者による類似した投稿が延々と続くか、全く別の話題がアップされるのみである(「自分以外の人間は特別ではない」「自分以外は選ばれし人間ではない」「自分以外の人間を褒める必要はない」)。
そんな「ひとりごち」への、ささやかな報酬は、はてなブックマークでブックマークされることであろう。混乱した思考に対し、外部から気にかけてもらえるのだから。
ところで、意見の表明のあり方には少なくとも次のようなパターンがあるように思う。
問題は、議論の場への参加資格が対等なため、4は多数の意見がある中での一意見という扱いしかされない点である。これにより、議論はループし無間地獄と化す。
議論の終了宣言を行うことが許されるのは「他の投稿者より身分が高いと暗黙のうちに了解される人物」であるが、増田民は匿名なので、これは期待できない。ちなみに、ここでいう「身分」とは、理屈をこねる能力の優劣ではない。サービスにおける制度上の上下関係である。例えば、書き込みにあたっての物理的な強制力(書き込みを非表示にする、凍結する、削除する、など)を持っているか否かの違いである。
『増田』上の議論に対し、読み手の精神的な安定をはかるための骨法は、「参加者が飽きるまでほったらかしにする=読み手が我慢する」という点につきる。これが、いわゆる「スルー力」である。
参考
仮説
自分の投稿が周囲に評価され、以降のレスで引用され議論が収束することを誰もが一度は望むが、「自分の意見を表明することが主たる目的」であるため議論の発展的解消は達成されず、別の投稿者による類似したレスが延々と続くのみである。
意見の表明のあり方には少なくとも次のようなパターンがあるように思う。
問題なのは、議論の場への参加資格が対等なため、4は多数の意見がある中での一意見という扱いしかされない点である。
議論の終了宣言を行うことが許されるのは「他の投稿者より身分が高い」と暗黙のうちに了解される人物であり、それはトピック主、ブログの管理者、掲示板の管理者などであろう。これは、理屈をこねる能力の優劣ではなく、制度上の上下関係であり、物理的な強制力(トピックやコメント欄を非表示にする、凍結する、削除する、など)を持つ。
ウェブ上の議論を采配する骨法は、「参加者が飽きるまでほったらかしにする」という点につきると思う。