オリンピックの見世物でジェットパックが飛んできた時の衝撃って格別だったんじゃないかなって思う。
演出のセンスとかそういうのじゃない、「夢」があるなって。GTAもジェットパックで飛び回るの楽しかったもんな。007は知らん。
空飛ぶ車やステルス迷彩のデモンストーションなんかを見ても、お〜〜…………くらいにしかならない。
まあありえなくはなさそうなくらいの技術だしな……
といって実用には程遠い代物だろうし、フィクションの中のスタイリッシュな姿にまるで追いついてないし……っていう。
そういうのに感動を覚えるとしたら、すっかり実用化されて町に溶け込んだその時、ふとした拍子に感慨が湧いてくるんじゃないかと思う。
なんかギリギリ手の届くような地に足のついたびっくりテクノロジーって掘り尽くされちゃったのかなって思う。
ここ5年か10年かで流行りのドローンだって、言うてもラジコンヘリは昔からあった訳で。使い方の問題とマイナーな部分での技術向上というか……
DSが出た時はタッチパネルにはしゃいでたな。今は誰もが全面タッチパネル操作の板を持ち歩いてる。
iPhone7だかの、振動でグリっと押したような錯覚を与えるホームボタンは結局定着しなかったな。面白がって友達のやつしょっちゅう押してた。
ChatGPTは結構凄いと思ったかもしれない。ただ返答のパターンを増やすだけの進化とは違って、初めて自律的なものを感じた。
おもちゃに使われてるような無課金のやつでもあれなんだから、相当凄い所まで行ってるレベルのも隠されてるのかもしれない。
でも人が単身で飛び回るのに比べたらなんかささやかだ。ささやか過ぎる。
社会の仕組みをじわじわ変えはするのかもしれんけど、インパクトに欠ける。もっと秘密道具みたいなさあ。