2024-08-17

欲望快感再現できる才能

30代後半の散歩趣味おっさんだが、人より秀でていると思っている点が一つある。

それは「既知の感覚妄想再現できる」という才能だ。

甘いものを食べた時の快感も、セックス気持ちよさも、運動が極まった時のランナーズハイも、妄想しただけで、あたかも今それを体験たかのような快感実体験することができる。

音楽を聴いた時の快感や、物語を読んだ時のカタルシスも容易に再現できてしまう。

最初からそういう気質はあったのだと思う。

小学生のころ、友達の兄の部屋からかっぱらってきたエロ本を読んで失神したことがある。

大学生のころ、高級なレストランで数万円のステーキを食べた時、1時間くらい涙が止まらなかった。

感受性が高いのか、それとも快感に対する免疫が弱いのか、原理はよくわからないが、俺はいから妄想しているだけでその快感を感じられる体になってしまった。

もちろん、いいことばかりではない。

妄想はふとしたきっかけで始まるので、映画を見た時などは登場する空間匂いやら食べ物の味やらが手当たり次第に再現されるし、

悪意のある言動にも敏感に反応するのでネットなどを迂闊に見ようものなら海に潜ったような窒息感が止まらなくなってしまう。

この現象コントロールする鍵は「歩く」という行動だ。

全身全霊をかけて歩いている時、俺は自由妄想することができる。

味わいたいものを味わい、見たいものを見て、感じたいものを感じる。

歩いている時の俺はあらゆる快感享受することができる。

しかし、それは「一度でも体験したことのある快感なら」という制約がつく。

から俺は一度は何でもやってみる習慣がついた。

変な食べ物も一度は食べるようにしてるし、つまらなそうな漫画も一通り読むし、人が引くような高級車も一度は買ったし、このためだけに好きな人と付き合ってセックスをした。

一度経験してしまえばあとは楽だ。全て脳内でカタがつく。すっぱり手を引いて身軽に生きられる。

この才能を人に言ったのは生涯で数回しかないけど、みんな俺を人外扱いした。

ネットの人たちはどう思う?

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