現役広報担当なのだけれど、日々のSNS運用()がゲロ吐きそうなくらい虚無。
企業アカウントではなく、1人の広報としてやっている方の話です。
中身のある・独自性のあるコンテンツは、競合からの視線や正確性の観点からリスクがあって(世の中の大抵のものは「諸説あり」である)、会社の看板を背負ってまでやるには難しい。
そうなると、ご飯はこれを食べましたとか、〇〇さんと会食しましたとか、そういううっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっすい投稿をすることになる。
断食明けでようやく味を感じるお粥ってこれくらいの薄味なのかな……と死んだ目でTLを眺める。
これでバズらないとクビと言われました(嘘)、謎の名言の引用、「# 何がとは言わない」、自我を持った公式アカウントのじゃれ合い、おはツイ、天気の報告。見た目がいい広報女子に群がるおっさんのリプライ。偉い人にめちゃくちゃ媚びる弱小個人事業主たちのリプライ。「〇〇さん とても大事なことですね!」なんて、読むだけの脳のリソースだけ持っていかれるのマジで腹立つ。こういうのが本当に「効果があった」ことってあるんですかね。まずは広く届けるのが大事!という考え方は分かるんですけど。最終的に「総フォロワー数○○超え!」みたいに、ちまちま集めた数をなんとか権威性として仕事に繋げようとするのだろうか。
「コツコツと」と言うにはあまりに中身が無さすぎる、果てしない作業。地面を掘っては埋めるみたいな虚無だと思うのだけれど、このスカスカなやりとりを毎日続けて発狂しない広報担当や自称「SNS運用のプロ」たちはマジでメンタルが強靭だと思う。
とはいえ、「何か効果あるかもしれない」となるとやらざるを得ないのがSNSであって。
企業広報のクソつまらん投稿を取り上げて、「貸せ ツイッターはこうやる」なんてネタツイでどやっているアルファツイッタラー()は、こういう苦労もぜひ知った上で思いっきりバカにしてほしい。