2024-04-16

オッペンハイマー』観てきました

ノーラン監督映画は大好きで、多分半分以上は観てると思います

一番好きなのは、『ダークナイト』か『インセプション』で、強いて言えば『ダークナイト』のヒース・レジャーによるジョーカーが最高すぎて一番かなと思います

 

で、『オッペンハイマー』ですが、映画初見では、評価はまだ無理かと。だって私には非常に不得意な部分があって、この映画のように登場人物が多いと誰が誰なのかわからなくなるのです。

ノーランは、時間軸を弄るのが大好きな監督で有名ですから、この映画ではシーンが頻繁に過去未来を行ったり来たりするので、さら理解がとても難しくなります

なので、まだ話をよくわかっておらず、ちゃん理解するにはどっかで配信されて何回か観るまで待たねばなりません。

 

映画全編に渡ってほどんどずーっと音楽が鳴り続けているのでちょっとうるさい気もしましたが、ノーラン監督ですからクォリティのものは非常に高いです。

3時間超えは長いなーとも思いましたが、不要なシーンはほぼないと思うので退屈はしませんでした。

 

ですが、トリニティ実験、というか核爆発の瞬間がこれほど恐ろしいと思えた映画はかつてありません。

映画館の音響ですから、凄まじい衝撃音を体験できるわけです。

そして、広島長崎のことは、何度も色んなことをこれまで見たり聞いたりしてきているからか、映画では全然描写されていないのに、その惨劇のことが脳裏によぎってしまい、思わず泣いてしまいました。

・・・こんな恐ろしい爆発の中で何万人も死んだのか・・・

と。

 

この映画が描いているのはオッペンハイマーの苦悩と、核開発からその実施、そしてその後に至るまでの登場人物たちの政治的な動きがメインであり、広島長崎での悲劇を描いたものではないので、よくある「被害実態を描いていない」という批判的外れですし、映画の中で広島長崎惨状を映写しているシーンで、その映像映画では映さなかったように、未だそれはタブーでありアメリカ映画ではそもそも広島長崎は描けないと思います

 

でも、繰り返しますが、核爆発の瞬間の恐ろしさは、本物の何千、何万分の一かでしかないと思うけれど、仮想的に実感は出来ました。

 

あと、伝記とか全然読んでないので知らなかったけど、核爆発一発で地球が滅ぶ説なんてのもあったんですね。ちょっと驚いてしまいました。

にしても、ゲイリー・オールドマンチャーチル以来、特殊メイク歴史上の人物に化けるのにハマちゃったんですかね。今回も素晴らしい変身ぶりでした。他の俳優はほぼ地の顔なのに何故ゲイリー・オールドマンけがw

  • ノーラン監督の映画は大好きで、多分半分以上は観てると思います。

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