2023-12-30

レイオフ備忘録

今年、外資系レイオフにあった。その経験を備忘として残しておこうと思う。

予兆

入社早々にわりと重めのルール違反を犯してしまう。

正直、甘く見ていた部分はあった。それまでの日系の会社だと(セクハラとかのような)一発アウトのものでなければ、釈明の機会が与えられる程度のものだが、ここでは誰かが通報して本国でアウトと判断した時点でアウト。「〇〇な点でルールに反していない」とか、そんな言い訳をする機会もない。

そして、この失点はいクリアされるのかも分からなかった。半年以上経って反省文の提出を求められた際に、(あー、これはレイオフ向けの減点リストに載ったな)という感覚があった。

それから不安におびえる日々。海外国内レイオフの波が近づいてくるたびに、今更取り戻すこともできない失点に怯えた。

レイオフまでの経緯

ある日、日本法人社長から直接メールがくる。そんな事は通常あり得ないので、ここでレイオフ確信する。

それから一両日のうちに、本国の偉い人(あったこともない)との打ち合わせが設定され求刑待ちの状態

打ち合わせ当日は、「お前の居場所はこの会社に無い。この契約書に来週までにサインすれば良い条件で放り出してやる」という契約書を頂戴してジエンド。

なお、この状況は直接のマネージャーも知らない、社内で相談せずに契約書かけと言われる。そんな事を信じるほど子供ではないので、すぐに上司に連絡。仕事もその日で打ち止め。

契約完了

契約書かかずに会社に残るという選択肢はほぼない。ので、仕方なく書いて提出。

その後、同僚に退職説明する場などは設けられず、マネージャー代理でチームミーティング説明したらしい。曰く「本人の希望により退職」だそうだ。んなわけない。茶番である

レイオフされた人が色々吹き込んで現場モチベーションが下げられてはたまらないという配慮だろう。

残ったもの

何もない。あの会社の人とはできれば会いたくないし、人脈なんてものも無かった。

退職金もらえて辞められるなんてラッキーじゃん、次見つければ良いし。」という人もいるが、人間そんなに簡単ではない。

あえて残ったものがあるとすれば屈辱感だけ。

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